テスラのクルマが飛びました

日曜日ですし、今日はクルマの話しにしましょう。

テスラが新型ロードスターを発表しましたね。

話題を呼んでいるのが
短時間飛べるとか
空中で姿勢制御できるとか
といった実に未来的な技術です。

高いゴールを設定して
とにかくやってしまえ!
という推進力を感じさせるあたり
実にテスラらしいです。

すぐに発売するわけでは無いようですが
すでに予約を受け付けているのもテスラらしさを感じさせます。

飛んだり姿勢制御をするためには
コールドガススラスター
と呼ばれる装置を使っていますが
この”スラスター”というのは
ロケットなど宇宙機の技術の応用ですね。

スペースXがやっている
再利用可能なロケットの姿勢制御ののノウハウを使っているのでしょう。

一般的にスラスターは、何かしらを噴射して推進(Thrust スラスト)を発生する装置を言います。

自動車の速度記録では、従来はタイヤと路面の摩擦によって伝達される駆動力(Traction トラクション)から、ジェットエンジンの推力にスイッチすることによって、1997年に音速を超えたマシンがありました。
その名がThrust SSCです。
2017年にイギリスのコヴェントリー・トランスポート・ミュージアムで実車を見てきました。

話をテスラのロードスターに戻します。
スラスターで飛べるクルマは
夢の提示としてはとてもパワフルです。

こういったものを見せられると
価格とか実用性とか技術的なこととか
はたまた法規制が…
とか揚げ足取りをする人もいるでしょうけど

こういうダイナミックなことにチャレンジする
というゴール一直線なスタイルは見習いたいものです。

動機の話

我々は
なぜ
何のために
行動するのでしょうか?

行動原理ってヤツですね。

まあ、時と場合によって色々でしょうが
あなたはどういうケースが多いですか?

我々は、子供の頃から
宿題やら何やら
やらされることが多いです。

なので
締切に間に合わなかったらどうしようとか
点数が取れなかったらどうしようとか
できなかったらどうしようとか

そんな恐怖を避けるがために「やる」
つまり、行動の理由
つまり動機が「恐怖」

そして
自ら進んでやっていることより
やらされていることの方が
多かったりしますね。

言われたから
しかたなく「やる」

恐怖を回避するために
しかたなくやる。

そういう経験も必要だとは思います。

でも、そういう経験ばかりだと
その行動原理が習慣になります。

するとどうなるか。

ゴールは恐怖から逃れること
になります。

何が得られるかというと
最大限でも「安心」です。

安心、結構なことじゃないか!
と思いますか?

そうでもないですよ。

最大限に成功すれば
安心が手に入るかもしれませんが
人のやることなんて
大抵はちょっと不足が出ます。

なので
安心すら手に入らない
ということになりがちです。

やはり
ワクワクすることにチャレンジする。
これでしょう。

手に入るのは
喜び
です。

ちょっぴりうまくいかなくても
そこそこのものが手に入ります。

小さな喜び
充実感ややり甲斐
「ここまでできた」という自信
などなど

もちろん
ワクワクすることにチャレンジしたところで
壁にぶつかったりして
困難はあるでしょう。

でも頑張れ!
これで解決だ!
と言いたいところですが
ここで問題が発生します。

恐怖が行動原理になっている人は
チャレンジ中の困難すら避けようとします。

せっかくワクワクすることにチャレンジしているのに
しかたなく最低限のことをやろうとしてしまったりする。

結果、手に入るのは
安心未満の体験です。

恐らく本人も意識はしていないと思います。
習慣ですからね。

でも、動機をどのように設定するかなんて
個人の自由で、考え方、気持ち次第です。
能力の問題では無いのです。

結局
心の持ちよう一つで
結果は大きく変わるということです。

効率よりも大事なこと

「良いものを安く手に入れたい」
そうでしょうとも。
そういうニーズは多いでしょう。

ニーズの無いものは淘汰される
それも必然でしょう。

しかし、その「ニーズ」の内容が問題です。
そこにトレードオフがあることも忘れてはいけません。

短期的な効率を目指すと文化は失われます。
「文化」と呼ばれるものは
大抵は非効率だったりします。
でも、その中に大事なものがあるのです。

あとは環境に対する影響です。

例えば、自動車などは分かりやすいかもしれません。

最近の売れ筋といえば
ミニバンや軽自動車でしょう。

では、メーカーが
そればかり作るとどうなるか?

クルマが大好きな若者は減ってしまうと思います。
ミニバンや軽自動車には夢やロマンがありません。
断言してしまうのもどうかと思いますが
一般論としてはそうでしょう。

ミニバンや軽自動車が大好きで
最高のミニバンや軽自動車を作りたい!
と情熱を燃やす人は少ないのではないかな。

自動車好きと言えば
スポーツカー…とは言わないものの
いや、言っちゃっても良いかもしれませんが
いずれにせよ、それなりにインパクトのある
カテゴリーにこだわるものです。

そういう人達が次世代の開発の中心を担う
のではないでしょうか。

自身の経験からもそう思います。

なので、メーカーが効率を追求して
パッション関係無しの
儲かるクルマばかり作るようになると
次世代の「燃える開発者」が
いなくなってしまうのではないかと思っています。

そう
効率を追求すると
パッションとか夢とかロマンとか
目に見えなくて数値にできないものは
邪魔になるのでしょうね。

あとは
義理とか人情とか
任侠映画に出てきそうなことが
仕事をする上では
とても大事だったりするのですよね。

でも、それらも見えないし測れなくて
教えようもない
というか
教えにくい。

テクノロジーや理論で何とかしようとしても
人の心は理屈では動かないのです。

AIが台頭してくる今
これらを忘れてはいけません。

そうそう!
だからレースは大事なのですよ!