得じゃなくて徳の話

自己の利益しか考えなくなると、恐らく衰退するのではないだろうか?
個人はもちろん、国家も。
それが短期的な利益となるとなおさら。

そんなことが最近気になっていたりします。

というのも、さんざんこのブログで言ってきたいるように、価値は自分が決めるものではなく、相手が決めるもの。

自己の利益を追求するのは自然なことのようだけど…。
自己の利益を直接的に追求する行為は、相手にとっては価値が無いのは当然。
そこに注力する結果、他に対する価値を発信できなくなって、結果として自己の価値が低下する。

まぁ、当然といえば当然のこと。
他の利益を考えて発信したものが、受け取る側にとっての「価値」なのだから。

他のために、という考え方、それは道徳観ですね。

道徳観が高いということは、他の利益を考えて動けるということ。
それができる人は、周囲から見れば価値のある人。

その価値を及ぼす範囲が広ければ広いほど、期間が長ければ長いほど、価値は大きい。

その価値を皆で回していけば…

道徳観が高い社会であれば衰退しないのではなかろうか。
その逆であれば衰退するのは必然なのではなかろうか。

さて、今我々はどこに向かっているのでしょう。

ああ、徳のある人になりたい。
難しく、勇気の要ることです。

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