なかなか抜けない癖

ものを作ると
その人の考え方が出ます。
作ったものは、その人そのものだから当たり前。

でね
今回言いたいのは
考えてものをつくるプロセスって重要だなぁ
ってことなんですが
どうにもこうにも
幼少の頃からやってきた
というか
やらされてきたアプローチやプロセスが邪魔しちゃうよね
って話です。

まず何かにチャレンジするときに
どんなもの作るか考えるでしょう?

するとね
チャレンジしていることよりも
「今できること」を優先して考えちゃったりするんです。

いや!
今できることじゃ、チャレンジじゃないじゃん!

でも分かります。
今までそうやって来たんだから仕方ないのかも。
10年以上ね。

だってね
今までは、現状の力量でできないことを「やる!」って言ったら
否定されてきたんでしょ?
何年も。

なので、自動的にそうしちゃうんだよね。

じゃ、しょうがないよ。

…なんて言わねぇぞ!!

そんな、今の実力でできそうなことをやるのに
サポートしてくれったってそうはいかない。
だって面白くないじゃん!

まぁね
本人だって、自分が自動的にそうしちゃってるなんてことは意外と気付いていないもので
それは他人がサポートしたくなるものではないってことにも気付いていないこともある。

授業ならそんなのでも良いのかもしれないけどね。

というわけで
そういう企画は却下です。

やらせないわけではありません。
やりたければ、もちろんやっていいですよ。
でも、そういうのにはアドバイスできない。
というか、アドバイス必要ないでしょう。

というわけで
夢工房では、ワクワクしないものは禁止です!
いや、禁止ってほどじゃないけど
ここのメインストリームには乗れないな。

人生のうちの
重要な分岐点に立ってるんだから
無難なことして人生の無駄遣いしちゃダメだよ。
自分も周囲も面白くしよう!

イケイケで行け!
大丈夫!行けるから!

二極化の予感

最近の授業では、学籍番号の偶数と奇数の学生が
週替わりで大学に来て対面の授業をしています。
残りの半数はオンラインでリアルタイム授業。

というわけで
コロナ禍の学生への影響が何となく見えてきました。

やはり気持ちが縮んじゃってる学生が
結構いるように見えます。
外部との接触の機会が激減して
家に閉じこもってしまったとしたら
仕方ないのかもしれません。

夢工房で活動している学生達は
オンライン環境で1年を過ごしたとはいうものの
精神的な成長はかなりのもので
モチベーションは高いです。
ほとんどネガティブな影響は無いように見えるどころか
むしろ良い成長をしたように感じます。

こんな過ごし方をした学生達
きっと一定数いるはずです。
あちこちに。

そのような過ごし方をしたであろう学生達と
心がちっちゃくなってしまった学生達
かなりメンタルやマインド面での差が付いてしまったようですが
問題はここから。
社会に出てからどうなるかです。

この大きな変化があった時期を乗り越えて
その反動で、社会に出てから大きく成長する者もいるでしょう。
ぜひ頑張って欲しいものです。

ただ、しぼんでしまった状態から
なかなか戻れない者もいるはずです。

となると
社会に存在するチャンスやリソースは
それを利用できる者に集中せざるを得ません。

ということは
やる者はますます伸びる
やらない者はますます取り残される
という状態にならざるを得ないかもしれません。
恐らくその可能性は高い。

コロナ明けには
また大きな変化が待っているかもしれません。

それをどう捉えて
何をどうするか
またしても試される時がやってきます。

結局プラスマイナスゼロという考え方

昔から持ってるポリシーというか法則というか
考え方があります。
今でも覚えてます。
あれは小学校4年生のとき、下校の途中で思ったんです。
単線の私鉄を跨ぐオーバーパスが建設中で
その横をテクテク歩いていた時にふと思ったことが始まりです。
あ、そんな細かいことはどうでもいいですね。
とにかく聞いてください。

人生色んな出来事がありますね。

良いことがあったり
悪いことがあったり

良いことをしたり
ダメなことをしたり

楽だったり
キツかったり

時としてそれは
自分が測れる尺度の出来事だったり
全くわけが分からなかったりします。

でも
色んなことをトータルすると
最終的にはプラスマイナスゼロになるんじゃないか

例えば
何かで失敗したら
その後、いつになるか分からないけど
きっとそれに見合った何かが得られる
とかね。

その何かは
昔から持っていた物差しじゃ測れないようなことかもしれないし
昔から持っていた ものの見方じゃ見えないようなことかもしれない。

「失敗したら
その後は良いことが起きる」
ということではなく

失敗したということは
その立場を理解したわけだし
その原因を知ったりできているのだから
次はそれを利用して役に立つ何かができるはずだ
という考え方です。

こんなふうに考えると
大して辛い気持ちにもならないし
損したわけではなく
むしろ得したことになるんですよ。

なので、もし
「今までの経験の中で、一番辛かったことは?」
と聞かれると困っちゃいます。

それほどネガティブな経験をしてきたなんて思ってないから
そもそも辛いことが記憶に残らないんですよね。

子供の頃は、結構ろくでもない家庭環境だったもんで
色々と嫌なことも多かったはずなんですが
あまり具体的に覚えていません。

こんなふうに考えて行動しちゃうもんで
「懲りないヤツ」
と言われそうなことをやることもありますね。
でも
頑張り続けるってそういうことなんじゃないかな。

あれ?
これは記憶力の問題なのか?
まぁいいか(笑)

やることなすことうまくいかない人っていますよね。
実際どうかは分からないけど、そう見える人だったり
そういうことを言う人いますよね。

そういう人って
うまくいかなかった結果をマイナスなものって決めてしまって
有効利用できるリソースとして考えてないんじゃないかな。

なんかもったいないなー。
と思う反面
それを理由にチャレンジしないってことになったりするなら
「リスクを回避したい」とか「楽したい」という欲求は
ある程度満たされているんじゃないだろうか。

だったら、それはその時点でプラスマイナスゼロだよね。
その上で、さらに何か良いことが起きないかな
とか考えてるとしたら
それはアンバランスな欲求でしょう。

そんなこと言ったら失礼かな。

とにかく
人生で起きる色々なこと
最終的にプラスマイナスゼロになるとしたら
どう考えて何をどうやるのが良いんでしょうね。

何にせよ、後悔しないやり方が良いよね。