自分が発したものが返ってくる

義務感とかにとらわれた毎日を送っていたり
うまくいかない事があったり
そんなとき
心が折れちゃったり
なんというか
ガサガサした感じになっちゃったようなとき

そんなときどうします?

本当は
自分に何かを与えて欲しいとか
慰めて欲しいとか
そんな時です。

誰かサポートしてくれる人がいるなら
それも良いのでしょうけど
自分から進んで他人に親切にしたり
優しくしてみるのはどうでしょうね。

「癒されたい」
と思った時に
他を癒やしてあげるのはどうでしょう。

自分が困ってる時に
困ってる人を助けるとかね。

これ、経験上、かなり効果があります。
意外と癒されるというか
落ち着く事がありますね。

どういうことかよくわかりませんが
単に求めるのではなく
与えることによって
自分の存在意義が
確認できたりするのかな。

もちろん
そんな気分になれないとか
うまくいかない時もありますけどね。

あとね
自分が発したものは
いずれ必ず自分に返ってくるものです。
良いことも悪いこともね。

なので私は
たまにひどい目にあったりするのですね(笑)

それもまた人生。

開発は冒険だ

私もそうでしたが
大抵の学生は想定外の事象が起きるのを嫌いますよね。
でもまぁ、遅かれ早かれ社会に出ると
現実に対峙することになるわけで
そうなると好むと好まないとにかかわらず
何が起きるかわからないリアルワールドに突入です。

その状況を楽しめるかどうかは心掛け次第なのですが
当人がどういった価値観を持っているかが根底にあると思っています。
言ってみれば行動原理ってヤツですかね。
「何のために」です。

みなさん、日々の生活で色々なことをやっていると思いますが
「何のため」が多いですか?

意外と「恐怖を避けるために」
つまりリスク回避が行動原理
となっていることが意外と多かったりしませんか?

この場合の「恐怖」って
ホラーとかじゃなくて
大変なことや面倒なことに対峙することを言ってます。
リスクですね。

学生は結構リスク回避が行動原理
となっていることが多いですよ。

「〜しないと点数が…」
とかね。
外発的な動機によって
何かをすることがかなり多い。
もちろん、そんなのばっかりだと嫌になると思います。
どんどん面倒になってくると
負荷を減らしたくなります


でも外発的動機による行動は
留年とか進級とかに絡んできますので
そう簡単にやめるわけにはいかない。

仕方ないので
内発的動機によるものを削減していって
行動の多くは
外発的動機によるものになってきたりします。

すると何かをする時の考え方や姿勢が
「やらされる」時のやり方になっちゃってたりします。
もちろん無意識にです。

そうなると
余計なことは無条件にやりたくないわけですよ。
もちろん、想定外の事象ってのは
余計なことの筆頭ですね。
ヤバくてウザくてめんどくせー
なヤツです。

想定外のことが起きて欲しくないなら
安心・安定を求めるってことになります。

想定の範囲内のことが起きるなら
取るべき対処は定型的でOK。
いつも同じことをすれば安心。

でも、そういう未来をお望みなら
開発を仕事にするのはやめておいたほうが良いかもしれません。

だって開発ってことは
世に無いものを作り出す仕事なわけで
何が起きるか、やってみなければ分からないところが多分にあります。
言ってみれば冒険みたいなものです。

想定外の事が起きるたびにネガティブな気持ちになっていたら
前に進めなくなります。

なので、何が起きるか分からない状況を
むしろ楽しめるかがどうかが
開発職を選ぶべきかどうか
という別れ目になってくると思います。

あなたが20代の前半なら
その辺の価値観の書き換えは
まだ可能だと思います。
頭が柔らかい人は
ある程度年齢を重ねても可能でしょうね。

どうする?

成長の本質

本学の授業では「将来どうしたい?」
というのをレポートにする機会があります。
主に1年生の授業ですけどね。

提出されたレポートは、全て隅々まで読みます。
だって、凄く興味深い内容ですから。

「将来は、~な~になりたい
そのために~などの経験を積んで…」

みたいな内容なんですけど
読んでいて思ったのは

多くは
自分のことしか考えていない!
ってことです。
まるで昔の自分を見ているようです(笑)

若いって、そういうことですよね。
自分が得することしか考えてない!
そんなもんです。

で、経験を積むに従って
自分の欲だけ満たそうとしても
なかなかうまくいかなかったり
満たされなかったり
そんなことに気付き始めれば
徐々に視野が広がってくる。

「情けは人のためならず」
とか、そのへんの本当の意味を分かってくる
って感じでしょうか。

なので
自分のことしか考えていない段階の学生に説教したところで
何言ってるのか分からないでしょうね。

普通に学生生活を送っていくなら
就活とか
もしくは卒業して働き出せば
相手のこととか組織のこととか
周りのことを考えないと
自分のやりたいこともできないんだな~
なんてことが分かってきたりしますよね。
その辺が「大人になる」ってことなんですね。
成長の本質的な部分は、ここなんだと思います。

色々もの知ってるとか、そんなことだけじゃないんだよ~。

何か機会があって、道徳心を育むチャンスを掴めば
成長は、より早くなるかもしれませんね。

と、ここまで書いて思いましたが
「人間学」を学んで成長するって
そういうことか。

組織とか環境とか
利他心を身に付けて行動できるようになれば
自ずと成長して仕事ができるようになって
他から必要とされる(=価値が高まる)
そういうことですね。

多くの人のサポートを得て
やりたいことができている
そんな活動をしている学生達は
周囲のことを考えずして活動の継続は不可能です。
なので、マインド面での成長は早いのですね。
彼らは日々確実に成長していますよ。

技術は人なり