ピンチとチャンスの話

ピンチはチャンスだ

よく言われることで
「そりゃそうだ」
と思う人もいると思いますが
理解できない人もいますね。
まあ当然でしょう。
学生ならなおさらだと思います。

ヤバいものはヤバいわけで
嫌なものは嫌なんですよね。

まぁ、それはそうでしょう。

嫌なものを避けて通れるうちは
よく理解できないかもしれません。

仕事をするようになって
嫌でも避けられないものが増えてくると
そのうち気付くのではないかと思います。

仕事してると
やらかしちゃうことや
意に沿わないことなんて
当然あるわけですが
それらから逃げられないことが当たり前だったりします。

そんな時思いましたよ
「これ、神様に試されてるぞ」
って。
「これを乗り越えたら、きっと神様がご褒美をくれる」
って。

まぁ、そうでも思わないとやってられない
ってのもありましたが
今思うと
「神様に…」
ってのが良かったのかもしれない。

だって、神様に嫌な顔できないでしょう?

「ご褒美を…」
ってのは欲の皮がつっぱってて
今思うと恥ずかしいですが。

でも、そんな風に思いながらも何とかすると
当然ながら自分のパフォーマンスは伸びるわけで
そんなこんなやっていると
仕事が面白くなってきて
ピンチはチャンス
を実感したりするわけです。

学生の中には
最初の頃からこういうのを何となく理解している者がいたり
やっていくうちに分かってくる者がいたり
もちろん、いくらやっても分からない者もいます。

在学中に色々やって
自身が「うまくいった!」という
感覚を持って卒業してくれれば最高です!

と言いたいところですが

そうじゃなくても良いのです。
在学中に大事なことが掴めれば
それで良いと思っています。
というか、それが一番大事なんです。
そのために本気で頑張り続けて欲しい。

その大事なものを持って社会に出て活躍してくれれば
それが私にとっての成功なんですね。
まぁ、その成果は大抵見えないんですが。

本当は、在学中に成果を出して
コンペティションで良い成績を取って欲しいので
成績だけにフォーカスするなら
「あれやれ、これやれ」言って
やらせちゃえば良いのでしょうけどね。

それをやると、色々知ってるだけの薄っぺらい人間になっちゃうし
言われたことをやるだけになっちゃうから
あまり意味が無いと思うんです。

そういうのを望んでる人は多いのかもしれませんけど
そんな風になっちゃうと
自分は一時的に気持ち良くなるかもしれないけど
周りをハッピーにできないですから
最終的に自分もハッピーにはならんだろうな
と思っています。

なので
学生時代はピンチに激突して
ヒーヒー言いながら克服する経験を沢山して欲しいのです。

私の仕事の一つは
学生がピンチに向き合った時に
彼らの背中を押すこと…

嫌なヤツだな(笑)

自分が変わるんだよ

「なんかうまくいかないなぁ」

そんなことがあるでしょう。
誰でもありますよね。

もちろんそんな時に

「どうしたらいいんだろう」

と考えるでしょうけど

「何をしたら良いか」

という方向で考えがちで

「何をやめたらいいか」
とか
自分の「やり方」を変える
そういうことは意外と考えていないものではないでしょうか?
そんなことないですか?

これ、どういうことかというと

そもそも、やっている事自体が
うまくいかない原因である場合があって
それが見えていないから
同じようなことを繰り返しちゃって
結果が変わらない

とか

やっている「事」が原因ではなく
自分の「やり方」に原因がある場合があって
手を変え品を変えするんだけど
もちろん結果は変わらない

もしそうなっているとしたら
いくらハードにプッシュしても結果は変わりません。
むしろ悪化することもあるかもしれない。
その結果、砕けて落ちて…
気付く時が来るかもしれないけど
中途半端だと
いつまでもそのままだったりして。

とか言うのは簡単だけど
そういうのって自分で見えていないわけだから
気付くことすら難しかったりします。

そういう指摘をしてくれる人が周囲にいれば幸運だけど
あまりそういう環境って無いかもしれませんね。

仲の良い友達ほど
そういうことを言ってくれない場合もあるでしょう。
同世代では気付かないこともあるし。

たぶん年齢を重ねれば重ねるほど
指摘してくれる人は減っていきます。

残念ながら、そういう環境に恵まれていないなら
本を読んだりして自分と異なる価値観を知って
色々やってみるしかないかな
と思っています。

で、結局
現状に満足できなくて
「うまくいく」ようにしたいと思ったら
そために自分が変わる必要があるんだね
なんて思うのです。

変わらなければ
常に結果は同じですから。

うまくいくためには必然性が必要だ

何事も本気でやらないとうまくいかないのですが
この「本気で」ってのが難しいところで
本気でやるには理由が必要なんですね。

この「理由」は
「理屈」じゃなくてもいいのです
「だって好きなんだもん」
でもいいし
「だって面白いじゃん」
でもいいですね。
感情ベースでもいいってことです。
それを「必然性」ということにしてもいいと思います。

むしろ感情ベースの方が
崩しにくくていいかもしれません。

理屈がベースになっていると
その理屈が崩れると
やる気が無くなったりしますから。
でも、割と理屈が必要だと思っている人は
多いと思いますけどね。

聞き分けの良い真面目なタイプは
真面目なだけに根拠とか理屈を大事にしますね。
なので、夢を叶えるためにゴリゴリいくのは苦手。
でも、そういう人はそういう人で役割があったりしますからね。

学生を見ていると色々いて面白いです。
ある時突然変貌を遂げる者がいたり(数は少ないですが)
現状に満足できなくてもがき続ける者がいたり。

もちろん夢工房には色々な学生がいて
個々人それぞれ面白さがあるのですが
やはり燃えるチームが一番面白い。
色んな意味で。