伸びる資質

色んなタイプがあると思うけど

新しいものを生み出すために
チームで動く
技術を使う

となると
前向きで愛嬌があること
これは非常に重要だと思う。
特にビギナーの場合。
なぜでしょう?

まず、頑張って何かを考えて形にしても
それが可能な時間には限りがあるということです。

十分な体力がある時期
柔軟な思考や失敗を恐れない勇気を発揮できる時期(これは年齢は関係ないかも)
もちろん生物としての寿命など

なので、自分が持っている時間内に自力で
ゼロから何かを形づくったとしても限界があって
皆が同じようにゼロからやっていたら
皆似たような結果になります。

では、なぜ現代まで技術が発達してきたかというと
先人が知識を残し
それが継承されてきたからです。

それは口伝にはじまり
文字や図によって伝えられてきました。
こういうのを形式知と言います。
これは視覚情報を読み解いて理解する能力によります。

ところが技術を使う場では
形式知だけでなく
実践知(暗黙知)が重要になります。

実際にできるのか?とか
やってみないと分からないことですね。

なので、自分で調べたり考えたりするだけでは
分からないこととか
やってみたけどうまくいかない
なんてことは
他から継承しなければならないのですね。

そうなると
人と人との関係がものを言います。

学校なら
「授業料払ってるから」
とか、そんなのが動機だったりもしますが
伝える側は「仕事だから」という義務感では限界があります。
誰にでも限界まで多くのものを深く伝える
そんなことはできません。

基本的には
知を求める側と与える側
双方共にコミュニケーションの能力が必要とされるのは当然ですが
それ以外にその人が持つ資質が重要になります。

それは当然
求める側と与える側 双方の資質です。

聞きやすい
とか
与えたくなる
とか
色々あるでしょうけど
やはり基本的には熱意があるとか
ポジティブな印象を持つ場合は有利に働くでしょうね。

冒頭の
「前向きで愛嬌があること 」
というのは分かりやすい一例です。

こういうのも実践知でしょうから
色々工夫してやってみないと
ってところなんでしょうね。

私は、いい年してまだまだですが
死ぬまでジタバタ工夫していきたいなぁ
と思っています。

中途半端からどうするか

勉強がとびきりできるわけでもない

何か特別なスキルを持っているわけではない

でもどうにかしたい

じゃ、どうする?

誰だって完璧じゃないんだから
言うなら誰しも中途半端なんですよ。

加えて言うなら
何かを始める時は誰でもビギナーです。

なので、中途半端な自分はどうすればいいのか
なんて悩みがあるなら
そもそもそれはナンセンスなんですね。

何かを思い付いて
やりたかったら
いつでもやればいいと思うんですよ。
というか、すぐやるべきです。

ひょっとしたらそこで
「うまくいくかなー」
なんて心配したり
「失敗したら損しないかなー」
とか打算が働いたりした結果
「あとでいいかなー」
なんて思うかもしれないけど

「あとで」はできないので
今やるしかありません。

なぜかというと
時間が経ったら
その時の自分は今の自分じゃなくなっているから。

価値観も気力も体力も
社会的な立ち位置も
色々変わってしまいます。

なので、「あとで」やっても
今と同じようにはできないし
今と同じような結果も出ません。

とはいえ
いざやってみても
うまくいく保証がなくて不安になったり
思い通りにいかなかったり
どうしたら良いか分からなくなったり
色々あると思うのですが
それでも勇気を持って頑張るべきです。

そういう「壁」が現れるたびに
諦めたりやめたりしていたら
いつになっても成長できませんし
面白くなりません。

本当に面白いものって
「壁」の向こう側にあるのにね。

なので
「今だ!」
と思ったら
即座に壁を叩くとか
乗り越えるとかしないとね。

日頃から我慢ばかりしていると
そのタイミングを掴む嗅覚が働きませんのでご注意を。

本音でガツンと行ってみよう

今の大学生の世代は
腹を割って本音で話せる人が少なくなっている気がします。

でも、それも理解できる。

本音で話すと
色々とぶつかっちゃうことが多いですからね。

なので、本音を隠して
うわべで
建て前で
周囲に合わせていれば
短期的には傷付かなくて済むし
楽でしょうね。

あくまでも短期的には。

彼らにしてみれば
自分を守るためには仕方なくて
そうするしかないのかもしれない。

それに
本音でぶつかるなんて
非常に面倒くさい。

自分の価値観と
相手の価値観を
ぶつけて、摺り合わせをして
着地点を作って…

理想が高ければ高いほど
ぶつかるエネルギーは大きくて
ますます面倒なことになります。

でもそのままでは
チームで大きな成果を出すことは難しくなると思います。
どんなに優秀な人材が揃っていても無理でしょう。

だって、大きな成果には
大きなチャレンジが必要になってくるのだけど
チャレンジすると失敗も多くなるわけで
安心して失敗できる環境が必要ってことです。

本音で向き合えない相手のために
全力でフォローしてくれる者はいませんものね。

なので、メンバー相互の信頼が
パフォーマンスの土台になってくるってことですが
その信頼の出発点は一体どこなのか?

そんなの簡単に決められたら苦労しないわけですが
ジタバタしながら
そういったことを構築していく必要があります。

夢工房は
それができるような環境にしていかなければならないのですが
まだまだ十分とは言えません。
というか
そういうのって、きっと終点は無いのでしょうね。
時代も変わっていくし。

こういうのって
知識や知能だけではどうにもならない世界なのですが
そこがまた面白くもあり
興味深いところでもあります。