スタートはこんな感じ

この春から入ってきた1年生、頑張ってます。

高校時代に、どれだけコロナ禍の影響を受けたかが
モチベーションやコミュニケーション能力に
大きな影響を与えている気がします。

今年の1年生は、主に中学時代に強烈な自粛を強いられました。
反面、高校時代は平常化したようです。

そういう意味では、昨年の1年生(今の2年生)は気の毒だな
と思うのです。
自粛期間からのリカバリーが不充分なまま、大学に入ったので
夢工房のような、自発性とかアウトプットが必要な活動に馴染むのは
かなり難しかったのではないかな。

でも、彼らは彼らで、そういった経験から
何かしら活かせるものはあるはずで
ぜひ何か気付きを得て欲しいとも思うのです。

さて、夢工房にやってきた今年の1年生は
早速、考えたり手を動かしたり、行動を開始しています。

ここでは、教員の私からまず指示をして…
なんてことはしません。

やるべきテーマは、この部屋に来た瞬間からあるし
それをやるために集まっているのだから

まずは考えてもらって
それを聞かせてもらって
アドバイスをする

そんな流れです。

その対話の中から
彼らは欲するものを得ていく。

どうせね
欲してもいないものを
「重要だから」
とか言われて与えられたところで
どうせ大して役に立たないし
そんなものは発展していかないのですよ。

求めよ
さらば与えられん

何もしないで、クレクレ言うのは論外なので
どう求めるかってのが問題でもありますけどね。

変化には衝撃が必要

「刺激」と言っても良いですね。

一所にとどまって、安定を求めたい
そういう人もいるでしょう。

けど、夢工房に足を運ぶ学生は、そういうタイプではありません。

今年も多くの1年生が夢工房での活動を開始しましたが
彼らはそれぞれ夢を持っています。

言い方を変えれば、現状では満足していないということです。

で、ここで得られるのは何かというと
いわゆる「普通」に対する変化です。

恐らく夢工房での考え方ややり方は
彼らが今まで「普通」と思ってきたことに対して
全く逆だったりします。

そのギャップは、彼らにとっては衝撃でしょう。

でも、理想はそのギャップの先にある。

乗り越えたいと思えるギャップ
受け止めたいと思える衝撃

それがあれば変化できます。
彼らに与えられた限られた時間で
理想的に変化(成長)するには
衝撃が必要だということです。

何のための学び? 環境が大事

ぶっちゃけ私の大学は、ずば抜けて勉学のレベルが高いわけではありません。
そもそも実践力重視の大学で、「勉強さえできればいいよ」という訳ではありませんから。

その「実践力」は何かというと、細かいところでは色々あるでしょうけど、大事なものの一つが創造性。クリエイティビティでしょう。
そしてもちろんこれは「やる」を含んでいます。
考えているだけでは何も起きませんから。

特に夢工房であれば、彼らのほとんどはエンジニアを目指しているのですから、なおさらです。

では、クリエイティビティを養うためにはどうしたら良いか。
これはもう、日々考えています。
そして機を見て色々試しています。
もちろん試しても外すことは多い、というか、外れる方が多いかもしれませんが、かと言ってやめるわけにはいきません。

とにかく経験の数を増やすことが重要なのですが
その前提として大事なのは…

やらせないことです

別に禁止するってことじゃないですよ。
「やれ」と言うことによって行動を促さないという意味です。

おそらく多くの人が誤解しています。
「やれ」と言われてやらされて、そのやっていることが好きになることなんてほとんど無くて、逆に嫌いになったりすることの方が多いでしょう。
嫌いなものなんてうまくいくわけないのですよ。

嫌いなことばかりやっていたら、そりゃぁ失敗したくありませんよ。
そもそもやりたいことでなくて、さらに失敗したくないということになったら、最高の選択は「やらないこと」です。
ノートライ・ノーエラー
これは最悪です。

じゃぁどうするか?

ここが難しいところです。
が、現状では、夢工房のスタイルは案外理想に近いのではないかと思っています。

授業ではなく、クラブ活動でもない。

これ、何が良いかというと…

もし授業だと、やらないと単位を取れないわけですが
これは、やらされている状態に極めて近い。というか、ほぼイコール。
なので、なんとか単位を取れる最低限を目指すことになるでしょう。
そしてもちろん失敗を恐れる。

クラブ活動だと、一見自由にやれて良さそうですが、やる自由があるけど、やらない自由もあるというか、緩さを許容してしまう。

「好きなことやるのにシビアにやる必要あるの?」
と思う人は、緩いことをやっても、何ら問題ないのですが
夢を実現するとなると話は別です。

やはり本気じゃないとね。
本気でやりたい、と思える環境が重要なのです。
そしてそれは、教員だけで作れるものではありません。