行き詰まったら成長のサイン

何度も同じようなことを言うようですが
やはり人は壁にぶつかったり失敗したり
そして、そんな状態を乗り越えて成長するのですね。

学生とずっと一緒にいると
本当によく分かります。

知識を得たりしただけでは
人としてはあまり成長していない。

そりゃぁ、知っていることが違っていれば
ちょっとは良いことがあるのかもしれませんが
何といったら良いのか
心の駆動力が違うというか…。

色々やっていれば
そのうち何かしら困難に遭遇するわけで

その困難というのは
どうしたらいいか分からないから困難なわけで

その困った状態での心のありようが
困難を乗り越えるためのアイデアなんかを出すわけです。

何度も困難に遭遇して克服した経験があれば
「頑張れば何とかなる」と思えるわけで
心はポジティブな状態なので
アイデアは出るでしょうけど

そういった経験が十分でないと
頑張れば何とかなるとは思えないわけで
心はネガティブな状態で
どうにもならなくて思考停止したりします。

人によっては
困難に遭遇して克服できないと
「これは自分には向いていない」
なんて勘違いして
やめちゃったりしますね。

これは学生の活動でも会社でも同様かと思います。

本当は、まさにその時に
自分を成長させるチャンスが来ているのですけどね。
世間では大変もったいないことが頻発しています。

そんな状態になった本人は
大抵の場合はこう思っています。
というか、思考する以前に
こう感じている
と言った方がいいかな。

「できない、ということはダメなことだ」
「行き詰まったということはダメな状態だ」

今、この瞬間にできていないから
行き詰まっていいるわけで
そう感じてしまうのは
ある意味間違ってはいないのかもしれませんが
大事なのはそこではないのですよね。

今、この瞬間の「ダメ」にフォーカスし続けても
何もいいことは起きません。

困難を克服する
問題を解決する
というのは、未来の問題です。

この未来のために
どうするかを考えて行動することが重要なわけで

それが成功すれば
困難を克服できる
問題を解決できる
そんな自分に成長できるわけです。

むしろ
今、この瞬間の「ダメ」があるからこそ
そういうチャンスが来ているということですね。

なのに
困難に遭遇したこと自体が
「ダメ」なことだ
と判断してしまう

なので
できるだけ困難に遭遇しないようにやっていきたい
そんなケースがとても多い。

なんてもったいない!

この考え方に似ているのが
「自分に向いていることは何だろう」
と、今の自分にできることベースで仕事を探す
というのがあります。

ある程度経験を積んだ社会人であればアリなのですが
学生の場合はそうはいきません。

もちろん、色々トライした結果
向き不向きや適職を判断するのがベストだと思いますが

正直なところ
色々トライしたことがある学生が
そんなに沢山いるかというとそうでもなくて
そんな状態で、向き不向きもないだろうに
と思います。

で、何が言いたいかというと

好きなことやればいいじゃん!

ということです。

今すぐやりなよ!

と。

で、ガンガン壁にぶつかればいいのですよ。
それでも諦めないで頑張っていれば
結果的には、いいことしかないから。

うまくいかなくても成長はしていますしね。

夢工房で学生を見ていて思うのは
伸びるヤツというのは
能力が高いヤツではなく
諦めないヤツであることがほとんど
ということです。

まぁ、それも能力なのかもしれませんが。

どう思うかが全てを決める

自信があるとか、ないとか
やる気があるとか、ないとか
色々ありますが

何かをやるにしても
その時の心の持ちようが結果を決める
というのは当然です。

そんなの当たり前すぎて
言われるまでもないと思います。

到底できるとは思えないとか
全く興味がないことをやっていたら
うまくいく可能性は激減しますよね。

さらに
そうした結果を経験として未来に再利用できるはずがありませんし
そもそも、そんなことをしたいとは思えないでしょう。

「自信がある」
というのは、もちろん単に威張っている状態や
できることが確定している状態ではなく

自分には、きっとできると信じていたり
自分なら、きっと何とかなると信じていたり
そんな状態です。

誰が?

自分がです。

自分が勝手にそう思って良いのです。

それでどのような結果が出ようと
そう思ってやるのは自由です。

ただ、そのためには
「どうしたいか」
が必要です。
ビジョンですね。

自分がやること・やっていることに対して
必要ない
関係ない
と思っていたら
それがうまくいくことなんてない。

なので、好きなことをやるのは決定的に重要で
だからこそビジョンが持てるわけで。

ありがちな問題は
必要ない
関係ない
そんなことは関係無しに
言われたことをやる経験しか持たなくて
ただそれだけをやることに慣らされてしまうこと。

これは大変不幸なことです。

でも、世ではそれができるコを
「良い子」
と言います。

多くの場合「良い子」は
自分のビジョンではなく
他人のビジョンに従います。

一応言っておきますが
他人のビジョンに従うことが
悪いとか劣っている
ということはでありません。

いずれにせよ
自分の現状でいくと将来どんなことになるか。

そりゃ、その「将来」になって
やっと分かるというのが良くあるケースなのですが

ちょっと興味のあることをやってみて
それも一所懸命やってみたりすると
先行きどのようなことになりそうか
という見通しが立ったりします。

で、その見通しに対して
納得いくなら、そのまま行けばいいし
納得いかないなら、変えればいいと思います。

そんな見通しが立てられるのも
ものをつくっているからこそなんだよね
と思うのです。

やはり「思い」が全てを決めるわけで
「思い」が無ければ、他人に決めてもらうことになります
というお話しでした。

1Dayチャレンジの装備

あらかじめ決めた時間内に遠い目的地に到達するために、どのような装備を使っているかを紹介しておきましょう。

バイクに乗っていると気象の変化の影響は大きいのですが、バイク本体は特に何もできないのでライダーのウェアで対応するしかありません。
あ、グリップヒーターはあります。あれはいいですね。

ウェアで対応する対象は、主に気温と雨で、これらの変化に対応する手間を省いて時間を節約するのと、快適性を確保して気持ちの余裕と体力の確保をしています。

個人的に一番こだわっているのはグローブとブーツだったりします。
グローブは大抵、複数種類持っていって、そのうちの一双は防水のものです。
今回であれば、電熱、防水、夏用と三種類。
ブーツは年間を通して防水のものを使用しています。

昔は雨用のオーバーグローブやブーツカバーを使っていたのですが、操作性が非常に悪くて難儀しました。
個人的には、危険ですらあると思っています。

バイクの場合、一般的に手による操作は
アクセル、ブレーキ、クラッチ、ウインカー、ライト、ホーン
ですが、今乗っているバイクだと、これに加えて
クルーズコントロール、サスペンション特性、エンジン特性、グリップヒーター、ABS、メーターの表示切り替えが2つ、ハザードランプ
とこんなにあります。
「そんなに要るの?」
とお思いかもしれませんが、走行中は結構色々操作しています。
暇なのもありますし。

なので、グローブが操作性の良い防水になっただけで、手間は省けるし操作性は良いしで、かなり快適になるのです。

ウェアも基本は防水です。
燃料を給油したら一度に200~300km走るので、その間に天候はかなり変わります。
加えて、高速道路を中心に移動するので、走行中に雨が降ってきても、すぐに停まってレインスーツを着たりできないのです。もちろん時間も節約したいですし。
なので、天候が変わっても走り続けられる装備を重視しています。

ある程度気温が高ければ、薄手のライディングジャケットとパンツで。
ゴアテックスなんかは最高ですね。
さらに気温が上がってくれば、ベンチレーションを開けたりして対応しますが、真夏などはメッシュのジャケットを着たりするので、この場合は雨が降ったらレインスーツを着るしかありません。

気温が低いとき、今回の納沙布岬などはまさにそうなのですが、そんな場合は電熱服です。
バイクに乗らない人は聞きなれないアイテムでしょう。
バイクのバッテリーから電源を取って結構快適に走れます。
電熱のジャケットとパンツに加えて、同じく電熱のグローブとインソールを使えば完全防備です。今回はこの仕様で行きました。それでも寒いときは寒いのですけどね。

この場合難しいのは、昼は暖かくて夜は寒いとか、暖かいところと寒いところを移動するといった場合です。

電熱服は、基本設計が冬用のウェアなので、電源を切っていてもそこそこ暖かいのです。

4月末~5月の埼玉は、夜中といえどもそれほど寒くはなくなってきました。
ここを出発して、最初に止まるのは宮城県の菅生、深夜だとそこそこ寒いです。
なので、出発時は気温に対して過剰な装備になって暑いわけですが、これは仕方ないですね。

往路は夜中に出発して北方に移動していくので、防寒の装備中心で問題無いのですが、復路は茨城の大洗港に上陸して関東を走るので、そのままの装備だと暑すぎます。
5月連休の時期だと夏日になることもあるので、夏の装備を持っていって、帰りは防寒装備を収納して積載することも考える必要があります。
積載能力に制限があるバイクでは、こういったところも考える必要があります。

自分がバイクに乗り始めた頃に比べれば、バイク自体の性能も機能も向上しているし、ウェアを含むライディングギアも同様です。

昔は1日に300kmも走ればヒーヒーいっていたのが、今では1日に1500kmも走れるということは、バイクや装備と人間のパフォーマンスを合わせればトータルの性能は5倍になっているということですね。
そんな単純な話ではないかもしれませんし、何でも数値化するのはどうかと思いますが(笑)

でも、やはりバイクは結局バイクなわけで、基本的な部分は変わらない気がします。

色々面倒なところや、タイヤが2コなので一定のリスクは払拭できないところなんかは変えようがないのでしょう。

そういったところも含めて楽しめれば、自分を成長させてくれる良いツールになると思っています。