なぜかロボット

今日は、とある高校の出張講義に行ってきました。
高校での模擬授業ですね。

その講義のテーマは…

ロボットです。

なぜか自動車が専門である私がロボットの講義。

でも、最近は自動運転のクルマが登場しているわけで
その仕組みは、まあロボットなわけですよ。

なので、ロボットの話をしろ
ということになっても
別に困るわけではありません。

畑違いとはいえ
実はロボット業界にも多少興味があるので
たまに情報収集なんかもしているのです。

とはいえ、いい加減な話もできないので
改めて近年のロボット事情を調べてみました。

ロボットと言えば、誰でも想像するのはヒューマノイドロボットでしょう。
いわゆる人型(ひとがた)のロボットです。

最近では、この手のロボットの制御にAIを使い始めて
かなりレベルが向上しています。

恐らくもっとも有名なのは
Boston DynamicsのAtlasですかね。

Boston Dynamics https://bostondynamics.com/products/atlas/

コイツは凄いです。
人間の労働環境での代替を目的に開発されているのですが
普通の人間の身体能力を超えています。
踊ったりバク転したりは楽勝です。

コイツはアメリカを代表するロボットですが
今やBoston Dynamicsは韓国の現代の傘下で
なんと現代自動車の工場での労働に従事する計画があるのだとか。

最近は、中国のロボット業界は勢いがあります。
UNITREEのG1が代表格でしょう。

コイツも身体能力は凄い。
踊ったりカンフーしたりできます。

が、このG1の凄いところは性能だけで無く
すでに汎用ロボットとして販売しているところです。
US$13,500なので214万円くらいです。

UNITREE https://www.unitree.com/g1

というように、ロボット業界を色々調べていたのですが
気になることが。

日本製のヒューマノイドはパッとしません。

一頃はASIMOとかで盛り上がっていたのですが
なぜなのでしょうね?

恐らく
ヒューマノイドは金にならないとか
合理性が低いとか(特に日本のお家芸である産業用ロボットと比較して)
AIとの統合に出遅れたとか
スタートアップへの投資ができないとか

何より
今さらうまく行くかどうか分からないものに
リソースを投入できない
というのが理由としては大きいのかと思います。

ヒューマノイドはすぐに利益を生まないかもしれませんが
この手の業界に夢を持つ若者を集めるには
かなり強力な動機となり得ます。

こういう新しいチャレンジは
多くの失敗を伴いながら成長していくものです。

失敗したくない
よりも

成功したい
夢を叶えたい
これらが上回っていなければ
面白い世の中にはならないでしょうね。

もちろんこれは
ロボット業界に限らず
クルマや他の産業はもちろん
あらゆる創造的な活動に言えることで

世の中の根底にある価値観のようなものを
変化させる必要がありそうです。

その辺が今後の課題なのだろうな
と思ったのでした。

未来の話 ロボットの話

「未来」といったらどんな想像をしますか?

人工知能
自動操縦
空飛ぶクルマ
高速で移動する交通機関で結ばれた未来都市

そういったことはSFの世界から始まって、ずっと昔から夢見てきたことで、近年は徐々に実現してきています。
そう、人は夢見たことを実現しようとするのですね。

発展のキーワードは「夢」なのです。
希望であり想像力です。
想像力から創造するってことですね。

そして実現のためのツールが知識とかスキル。

それらのいずれか一方が欠けても実現は難しいでしょう。
まさにクルマの両輪のようなものです。

そう、それらの両方を成長させていく必要がある。
で、そのための環境に身を置くことが重要。

新しいものを創造して、ワクワクするような環境がとても重要になってくるはず。

これからは何が来るでしょう?

環境問題の解決?
それも重要なことですが、ワクワクするというより、我々の生存に関わる問題といった方が良いのでしょうか。
これについては色々な意見があって、喫緊の課題なのか、どの程度深刻なのかすら確定が難しい気がします。
いずれにせよ、無視するわけにはいきませんので、何をするにおいても心掛けるべき事なのでしょう。

それはそれとして、冒頭に挙げた未来のイメージですが、ロボットも忘れてはいけないものの一つでしょう。
SFの世界には必ず登場します。

現状では産業用ロボットなど、かなり実用化されてはいます。
人間の特定の働きに変わるものとか、人の能力の一部を強化して特定の働きをするものなどです。

しかし最近では、一般消費者も認識できる、人の役割に取って代わる、いかにもロボットといった感じで認識されるものが登場しそうな気配がありますね。
人間の姿形をした、いわゆるヒューマノイドタイプのロボットです。

産業用のロボットは、特定の働きをするので「専用機」といった感じですが、人の形や働きを模倣したヒューマノイドは、色々なことができる「汎用機」と言っても良いでしょう。

特定の仕事をさせるなら専用機の方が高効率ですが、人間に合わせた既存の環境で色々やらせるなら汎用機の方が効率が良いという考え方もあるでしょうね。
改めてロボットのための環境を作る必要がありませんから。

もちろん最近のヒューマノイドロボットには、成長著しいAIが組み合わされて使用され、今後は高度化していくでしょう。

今までは、我々が創造したものは、我々が使命を与え使役させてきましたが、そこから離れて自分の役割を自分で決めて行動できる「製品」がやってくるということになるのでしょうか。

そうなってくると、自ら判断し、自らを最適化していく超汎用機となっていくヒューマノイドは、我々人間とどういった関係を気付いていくのでしょう。
その環境での我々の役割は?価値は?

これは興味深いテーマです。