クルマはまだまだいけますよ@大学

今日はオープンキャンパスでした。

コロナウイルスの影響と気温の高さもあって
人の入りはボチボチといったところでしたが
私の研究室には結構多くの来場者がありました。

「東京電機大学」とは言うものの
ここは埼玉の鳩山キャンパスです。

ウチは自動車通学が可能ということもあり
車好きの入学希望者が結構集まるのです。
ありがたいことです。

若者の自動車離れ
なんて言われたりしますが
自動車と離れて生活が成立するのは
公共交通機関に恵まれている
都市部に住んでいる人だけでしょう。

地方に行けば
車が無いと不便だったり
生活が成り立たなかったりするわけで
そんな所に住んでいる若者達は
幸か不幸か車やバイクの面白さに
目覚めてしまったりするケースも
まだまだ多いのだと思います。

車好きの高校生と話をして思うのは
比較的元気なコが多いということですね。

電子工作が好きだったり
要素に興味を示したりするコは
相対的に線の細い感じがする場合が多いです。

若者の自動車離れ
全体的に見れば
それが現実なのかもしれません。

でも実は
そんなに悲観していません。

自動車業界が無くなってしまうことはないでしょうし
そんな中で自動車業界を志す若者は
モチベーションが高いコが残るわけですから。

なので、絶対数が減少しても
元気なチャレンジャーが集まる大学になれば
何ら問題は無いわけで
むしろ今がチャンスだとすら思っています。

こういう状況も
我々のモチベーションの源泉になっているわけです。

さて、明日も猛暑の中でオープンキャンパスですよ!

人生は修行だ

誠実さって大事です。

熱意も大事だし

明るさも大事

寛容さも

上げていったらキリがない。

理想に対しては
まだまだ不十分で
やらなきゃ行けないことは山ほどあります。
全然先は見えません。

実行するにも
一々ちょっとした勇気が必要だったりして。

日常的に心掛けなければいけないことは
色々あって
分かっているけど
ついつい忘れてしまう。

でも諦めてしまったら面白くない。

そう、色々大変で
まだまだ未熟なんだけど
そんな中でジタバタやるのが面白いのかもしれませんね。

色々やってると
スジをバシッと通してみたり
柔軟に対応してみたり
視野を絞り込んで集中することが必要だったり
視野を広げて色々考えることが必要だったり
一見矛盾したようなやり方を
時と場合に応じて使い分けたりして。

もちろん
うまくいったり
いかなかったり。

うまく行ったようなときでも
「できた!」
みたいに、問題の答えが解けたような感覚は
なかなか得られないことが多い。

でもたまに
「あ!そうか!」
みたいな気付きがあるのは楽しいですね。

こういうのって
いくつになっても終わりは無いんでしょうね。

いくつになっても不十分で
いくつになっても未熟ですよ。

むしろ
「これで良いのだ」
となったら
それは成長の終わりなのかもしれませんね。

勝負はアイデア つまり人そのもの

自動車メーカーでは
彼我比較(ひがひかく)と称して
ライバルメーカーのクルマを徹底的にバラして
細部まで比較検証します。

前職で、自動車の開発をしていた時は
ドイツの某メーカーの小型乗用車のボディをぶった切って
内部を見たことがあります。

新車をバラしてぶった切っちゃうんですよ。
ゴージャスですよね~。

メーカーが異なるだけでも
設計の考え方は大分違うものですが
国が変わるとなおさらです。

板の重ね方や溶接の仕方
「あ、コレやっちゃって良いんだ?」
とか
「ここまでやるんだ。すごいな~」
みたいな発見があって面白かったですね。

各メーカーが拘っているところは
ぶった切ると大抵分かります。
一般的な構造と違うから。

組み立てやすさとか
衝突時の力の伝達とか
そんなところの工夫を見るのは
他メーカーのエンジニアの
頭の中を覗いているようで楽しかったですね。

自動車の設計って
基本や法規に基づいて
作っていく建築などと違って
構造からアイデア勝負ですから
よその製品を見ると発見が多いのです。

メーカーのプレスリリースを見ても
技術資料を見ても
細部までは分かりません。
やっぱり現物をバラさないと。

もうそういう現場から離れて20年も経ちます。
最近はどうなっているのでしょう。
各社どんな工夫をして
どういうところに拘っているのか
とても興味深いところです。

対して
学生が作るものだって
場数を踏んで視野が広がれば
それなりに拘りを持ったものができてくるものです。

でもやはり
そうなるにはそれなりの時間が必要なわけで
学年が低いうちからガンガンやらないと
それなりの領域には行けないでしょうね。

面白いのは
夢工房でレーシングカーをつくっている連中は
活動発足当初に打ち立てたコンセプトを
いまだに大事にして
新しい解釈をしながら
世代を跨いで追求を続けていることです。

いい加減、違う方向性もうやってみたら?
と言いたくなることもありますが
彼らにとっては
まだまだ「やり代」があるようで
本質の部分を守りながら
新しいアイデアを入れ込んで
性能の過激化を狙っているようです。

活動立ち上げ時のメンバーが
いかに凄いことをやったのかというのは
20年経った今だからこそ実感するところです。

彼らのアイデアを
20年経ってもしゃぶり尽くせないのですから。

現役メンバー達
「初期のメンバーのようにやりたい」
って言いますからね。

今年のイベントはどうなるか分からないけど
今作っているマシンが形になるのが楽しみです。