奇跡の国の若者たち

自分が住んでいる国は
自分にとっては当たり前で
それが基準なわけだから
別になんとも思わない
それが普通かもしれません。

しかし
我が国についてよくよく考えてみると
こりゃ凄いな
と改めて思うんです。

だって
たいして資源らしい資源なんて無いですよね。
それに島国なわけだから
他国の情報を入手するのは
いちいち大変なはずなのです。
今はネットもあるし、飛行機もあるので
さほど不利ではないですが
かつてはかなりの日数をかけないと
他国の文化なんて知ることすらできなかったはず。

そんな状況から発展していって
こんな水準を保てている国はそうそう無いです。
生活のレベルはもちろん、文化や技術もしかり。

むやみに
日本サイコー!
とか言いたいわけではないのだけど
冷静に考えてみると凄いと思います。

ここまで発展したのは
先人の努力によるものなのですが
それにしても良くやるなぁ
と思ってしまいます。

現状は
バブルがはじけた後に
失われた20年とか
色々あったりして
自信を失っている部分もあると思うのです。
加えてコロナ禍ですものね。

ですが
現状を悲観したり卑下したり
暗く悲しい気持ちを持って何かをやっても
うまくいかんと思うのです。

きっと我々の先人たちも
危機感とかはあったかもしれませんが
悲観的な気持ちで
色々やってきたわけではないはずです。
そんなんじゃうまくいかないはずです。

なので
前向きな明るい気持ちで行きましょうよ!

なんてことを改めて思ったりする今日この頃。

というのは

私が面倒を見ている学生達
毎日オンラインで
超頑張ってます。

学生の活動なんだから
気が向いたときにボチボチやってんだろ?
とか思います?

いやいやとんでもない!
朝から晩まで毎日フルパワーですよ。
さすがに週末は休んでるようですが。

最初の緊急事態宣言が出てから
ずーっと
そんな調子でやってます。
もう1年くらいになりますかね。
よーやるわ。

なので
オンラインで
できることを伸ばしまくった結果
新人の1年生は
超絶に成長しまくってます。

で、彼らを見ていて思うんです。
ろくに経験が無い連中が
クルマ作ったり惑星探査機作ったり
してるわけなんですが

経験が無いから
自信が無いから
ということを理由に
自信なさげな表情とかしないんですよね。
超元気!

あぁ、それがうまくいく秘訣か
と。

そんな表情だと
周囲の連中は
「これはイケるわ!」
と思って頑張るんですよね。
それがチームで連鎖してる。

もう毎日オンラインで
「行っちゃえ!行っちゃえ!!」
「やっちゃえ!やっちゃえ!!」
ですよ。

普通は、自信が無かったりすると
それなりの表情になるじゃないですか。

その表情見て
「力になりたい」
って気持ちにはならんのですよね。

「あぁ、大変なんだったら
その辺にしておいたら?」
なんて思ったりしてしまいます。

表情とか元気とか
ちょっとしたことなんですが
そんなことが環境を作っていくんですね。

日々、学生達から学んでいます。

私はこうしてクスリをやめた

今年もボチボチスギ花粉の季節がやってまいりました。
花粉症の皆様、いかがお過ごしでしょうか。
紛らわしいタイトルで済みません。

私はスギ花粉症です。
いつから症状が出たのか全く覚えていませんが
ずいぶん昔からなのは間違いないです。

でも、ここしばらく
20年以上、薬を飲まずに過ごしています

薬飲むと眠くなったりするんですよね。
副作用がない薬なんてないでしょうから仕方ないんですが
仕事やレースに影響出ちゃうので何とかならないかな
と思って工夫してきました。
オフロードレースをやってたときは辛かった!
なにせ会場は山の中が多いんですよ。
当然、周囲は杉の木ばかり。
でも薬飲むと判断力が低下しちゃうので
困ったもんでした。

とはいえ
いざレースが始まると症状は治まることがほとんど。
アドレナリンのせいだったのかな?
もちろんレース後は体力が低下しているので
涙と鼻水とくしゃみで
より一層、悲惨な状態になります。

ちなみに以前
バイクで一時停止して
クラッチをミートして発進する瞬間に
くしゃみをして
エンストして
立ちゴケしたことあります。

そんなこんなで
何とか薬を飲まずに
特別な治療もせずに
症状を和らげて
あわよくば治してしまう方法はないものかと
色々工夫してきました。
ぶっちゃけ
自身で人体実験することを楽しんでた節がありますが(笑)

それほど特別なことをやっているわけではないと自分では思っているのですが
試したのは、ざっとこんな感じです。

まず最初に試してみたのはメンタル面
花粉症の症状が出ると
イライラしてたりしたんですが
そうすると何が起きるか?
そう
症状が悪化するんです。

ではどうしたか?

花粉症を許すことにしました。
「まぁ、しょうがねぇか」
「そもそもこんなに杉の木があるのも
我々人間様のせいだからね」
と。

メンタルを軽視してはいけません。
明らかに体調に影響ありますから。
ひょっとしたら
これが一番効果があったかもしれません。

次に食生活です。

糖分を必要以上に摂らない
おなかいっぱい食べず腹八分目にする
肉を必要以上に食べない
なんてことを試してました。

何か根拠があるのか
と言われたら…
まぁ思いつきなんですが。

あとはヨーグルト食べるとか。
これは結構やってる人いるんじゃないかな。

変わったところでは
オーストラリアの「ベジマイト」ですね。
これはパンに塗るスプレッドです。
ビールの絞りかすとか野菜エキスと岩塩で作られていて
ビール酵母とかビタミンBが豊富に含まれているそうです。
オーストラリアのソウルフードですが
癖が強いので
これを許容できる日本人は少ないかもしれません。

ケミカルの摂取を減らす
なんとこともやりました。

レースやってると
ガソリンの蒸気とか
パーツクリーナーとか
何かと有機溶剤とかケミカルに触れる機会があります。

なので日用品を見直しました。
ガソリンを使わないわけにはいきませんから。

まずシャンプーやボディソープなどの
液体の洗浄剤をやめました。
含まれる界面活性剤が体に悪いと思ったからです。
日用品メーカーの研究者も
シャンプーは体に悪いから
といって使わない人もいるそうです。

界面活性剤って、油と水が混ざるようにするケミカルですよね。
毛根から体内にケミカルが入るきっかけになると思います。
なので固形の石鹸を使うことにしました。
髪を洗うのも石鹸ということです。

面白いのは
はじめの1週間くらいはギシギシしますが
その後は全く問題なし。

どうやら
シャンプーの洗浄力は必要以上に強かったようです。

というように
結構地味なことやればいいんじゃん!
ということでした。
おかげでまぁまぁ好調です。
というか
年々症状が出なくなっている気がします。
気のせいかもしれませんが。

電気を貯める話

電気は専門ではありませんが電気の話をします。
とはいえ実は
自動車の設計をしていたときは
電装設計からスタートしたのでした。

電気は貯められない
といいます。

正確には
ぜんぜん貯められないわけではなく
バッテリーに充電できたりするんですが
そのバッテリーが高価だったり
充放電でロスが出るとかで
大電力を貯めるのは
あまり現実的ではないという意味だそうです。

皆さんおなじみの乾電池
アレは使い切りで
外部から充電はできません。
こういうのを一次電池と呼びます。

昨今では身の回りにあふれている
いわゆる蓄電池(充電池)
自動車のバッテリーに使われている鉛蓄電池
これはずいぶん昔からあります。
ニッケル水素とかリチウムイオンとかは
あっという間に普及してきましたね。
これらは二次電池と呼ばれるものです。

電池は
「電気」が入っている「池」と書くのですね。
電気が貯まっているという様子がよく言い表されてますよね。
よく言ったものです。

これら一次電池や二次電池は
化学電池
と呼ばれるものです。
ケミカルの化学反応で電気を入れたり出したりします。

なので
温度が低いとか
化学反応が起きにくい環境には弱かったりします。

ところで
電気を貯めるのは
なにもいわゆる電池じゃなくてもできるのです。

おなじみのダムによる水力発電
これは高いところにある水が落ちるのを利用して
発電機を回しています。
水の位置エネルギーを電気エネルギーに変換してます。
ものは高いとことにあるだけでエネルギーを持ってるんですね。
それを利用してエネルギーの変換をしています。

発電して下方に行ってしまった水を
夜間電力などの余剰電力を利用して
再度ダムに汲み上げておく方式を
揚水ダムと言います。

これは余剰電力で
水に位置エネルギーを与えて貯めておくシステムです。
電気エネルギーを位置エネルギーに変換して貯めておく
電池のようなものです。

このように
なにも電気そのものの形で貯めなくてもいいのです。

位置エネルギーの他には
運動エネルギーなんかも使用例があります。

巨大な重い金属製の円盤を
余剰電力が出たときにモーターで回しておく
なんてのもあります。

重い物体を動かすと
慣性力が働いて動き続けようとしますので
電気が必要になったら
円盤の回転エネルギーで発電して
余剰が出たら再度モーターで加速する。

これなんかはどこぞやの鉄道関係で利用されていたと思います。
今もあるのかなぁ。

電車は架線で電気的に複数の車両が接続されていますから
あっちゃこっちゃで電気のやりとりができるんですね。

ある電車が減速した時の回生発電した電力を蓄えておいて
別の電車の加速に使うなんてことができます。

多くの場合は
こういうのがなければ余剰電力は
熱として大気中に捨ててしまうことになります。

このように
位置エネルギーや運動エネルギーなど
間接的に電気を貯められる方法は色々あります。
重いものを持ち上げておくとか
バネに蓄えるとか。

でも、色んな意味での効率とか
貯められるエネルギーの量によって
現実的かどうかが決まるのでしょうね。

電気を何かしらの形で貯めておく技術は
今後どんどん発展していくのではないかと思います。

ところで
ノルウェーでは電気自動車がいい感じに普及しているそうです。

それはなぜか

どうやら氷河の雪解け水を発電に利用しているからだそうです。
氷河は言ってみれば太古から続く氷の電池です。
高い位置で氷として水の位置エネルギーが保存されています。
それが解けた水でドバドバ安定的に水力発電できるのです。
揚水なんてする必要すらありません。

ちなみにかの国は
天然ガスなどの資源も産出できるのに
それらは発電にはほとんど使わずに輸出しているそうです。

我が国の水力発電はそういうわけにはいきません。
何か独自の良い方法ないですかね?

このままでは我が国のEVは
石炭自動車
天然ガス自動車
ということになっちゃいます。
火力発電がメインですから。