得じゃなくて徳の話

自己の利益しか考えなくなると、恐らく衰退するのではないだろうか?
個人はもちろん、国家も。
それが短期的な利益となるとなおさら。

そんなことが最近気になっていたりします。

というのも、さんざんこのブログで言ってきたいるように、価値は自分が決めるものではなく、相手が決めるもの。

自己の利益を追求するのは自然なことのようだけど…。
自己の利益を直接的に追求する行為は、相手にとっては価値が無いのは当然。
そこに注力する結果、他に対する価値を発信できなくなって、結果として自己の価値が低下する。

まぁ、当然といえば当然のこと。
他の利益を考えて発信したものが、受け取る側にとっての「価値」なのだから。

他のために、という考え方、それは道徳観ですね。

道徳観が高いということは、他の利益を考えて動けるということ。
それができる人は、周囲から見れば価値のある人。

その価値を及ぼす範囲が広ければ広いほど、期間が長ければ長いほど、価値は大きい。

その価値を皆で回していけば…

道徳観が高い社会であれば衰退しないのではなかろうか。
その逆であれば衰退するのは必然なのではなかろうか。

さて、今我々はどこに向かっているのでしょう。

ああ、徳のある人になりたい。
難しく、勇気の要ることです。

ビジョンの重要性

ビジョンは、「将来こうありたいな」という想像であり、ゴールです。
現状に対して高いところにあって、ギャップが存在する。
でも、そのギャップを埋めて、到達できたら良いですね。

そのためのことを頑張っても、100%実現することはなかなかありませんけどね。
それでもビジョンは大事。

今この瞬間は何のためにあるかというと、未来のためにあるのです。
ビジョンがあれば、今どうすべきかは簡単に決まります。たぶん。

そして、ギャップを埋めていけば理想に近づきます。
近づくといっても、ほんのちょっとだけかもしれないし、ずっと続けても理想通りにはならなくて、理想からちょっと下がったところに着地することになるかもしれない。
というか、大抵はそうなる。

その結果
「なーんだ、思った通りになんてならないじゃないか」
と思うこともあるかもしれない。

でも、それでもビジョンを持たず、方向性を定めない状態よりは、ずっとマシ…というか、比較にならないほど良い状態になるのは間違いない。

それに
「思った通りになんてならない」
と思いながら何かをやったところで、面白くもないだろうし、良い結果が出るとも思えません。

それに、やってみた結果、100%満足する所に到達できなければ、その後にすべきことがまだあるってことです。
すべきことがあるってのは幸せなことです。
すべきことが無いなら、自分がいる意味は無いでしょう?

それにね、やることなすこと100%を達成できちゃったら、多分そこから学ぶことは無いし、面白さはないと思いますよ。

だって、やる前からうまくいくことが分かっていたら、そんなのそもそもやる意味無いじゃないですか。

大事なのは、理想に近づくプロセスを継続するところに面白さとか喜びを感じられるようにしていくことなのではないかな、なんて思う今日この頃。

何を信じるか

名言とか格言とかあるじゃないですか。
あれ、どう思いますか?
それを信じるかどうか、ってことですが。

例えば、そうだなぁ…
「失敗は成功のもと」
って良く言うでしょう。
名言とかじゃなくて、これはことわざと言うべきかもしれないけど。

あ、「ことわざ」って、何か格好良いですね。
AIは語源をこう言ってます。

ことわざの「こと」は「言」または「事」を意味し、「わざ」は「わざ」や「ことわざ」と同じく、神や霊が祟ることを指す「もののわざ」のように、神が人の口を借りて語ることを意味します。つまり、ことわざは神の言葉、つまり教訓や忠告を、人が世間に広く伝え、共有するために生まれた言葉です。

ですって。
おっと脱線。

そうそう、「失敗は成功のもと」です。
この言葉を信じるならば
「そうか、これは成功するために必要な経験だ」
と思えます。

でも、信じない場合は
「失敗が成功に繋がるわけないじゃん」
と思うことができます。

信じた場合、成功にフォーカスしています。
その時の経験は保存されて、未来に活かすことができます。
この場合大事なのは、成功にフォーカスしていて、失敗は今後の経験のための材料のような認識をしていることです。いわゆる「引き出し」的な扱いですね。
その材料が活かされると、結果として「失敗は成功のもと」は本当だ。となります。

信じない場合、恐らく失敗を避けることにフォーカスします。
すると皮肉なもので、我々の深層心理が失敗にフォーカスして、そこに向かって突進を始めます。頭では嫌だと思っているのに。
そして、狭まった視野によってチャンスは見えにくくなるし、そのチャンスの中にも失敗の可能性を見てしまう。
そうなったらうまくいきません。
失敗の可能性を見ている状態でベストを尽くすのは無理ですから。
結果として、「失敗は成功のもと」なんて嘘だ。
となるでしょう。

我々人間も生きものである限り、生存本能を持っています。
これは危険を回避して生き残るための能力です。
リスクを回避するのはごく自然な、当たり前の行動です。

さらに成長段階では周囲から、失敗やリスクを避けるよう教育されてきます。

なので、チャレンジしないのは、劣っているというより、ごく自然なことだと言うこともできるし、大勢がそちらに流れていくのは当然でしょう。

名言とか格言とかは、真実であり嘘でもあります。
どうハンドリングするかによって変わります。

つまり、信じた者勝ちなのですね。

さて、では君はどうする?