すぐやることの重要性

即断即決、即行動

そうしている人も
そうしていない人も
あまり気にしていないかもしれませんが

これは思いのほか重要なのですよ
というお話しです。

何かやりたいことを
考えて
行動して
結果が出るのですけど

実は初動の部分で
すでに結果のほとんどは決まっています。

まずは、やりたいことを考えるとするでしょう。

で、その次にどうしているか
それが結果を大きく左右しています。

結果を出す人って
その後に続くべき「行動」を起こすまでが速いのです。
変態的に速い。

うまく行かない人って
失敗したくない
という意識が強い。

なので
考えすぎるし
失敗にフォーカスしすぎる。

その結果どうなるか?

考えすぎると行動が先送りになります。
つまり行動に対しては
「(考えた)後でやろう」と先送りしているわけで
一度先送りすると
その後は
どこまでも先送りできたりするのですよ。

つまり
やらない(時間切れで、できない)
という結果になりやすい。

後で“やる”とは言いますが
それは
今“やらない”ことを決定しているのです。

最終的には
時間切れでできない
を選ぶか
しょうもない結果となるダサイ手段
を選ぶか
という、どちらも選びたくない
究極の選択をせざるを得なくなる。

あと、皮肉なことに
失敗にフォーカスすると
そこに接近していく
というのもありますね。

そう。それは深層心理の働きです。

そして仮に失敗しなかったとしても
それは成功じゃなかったりもする。

失敗したくないという思考は
うまく行くようにしたい
という思考とは違うのです。

しかーし!

この
よーく考えて、後でやる
というやり方は

一般的には
良いやり方とか賢いやり方
とされている気がするのですが
どうでしょうか?

ちょっと考えて
バーン!とやっちゃって
ドーン!と失敗するのは
バカなやり方だと

そう思っていませんか?

確かにそのやり方で
ドーン!と失敗して
そこでやめたらダメですが

やめずに継続したらどうでしょうか?

大抵は
うまくいっちゃうのですよ。

うまくいくための方法

どうしたらうまくいくのでしょう?
それはもう色んなことについてです。

どうも「すぐやる」「早くやる」が究極の回答なのではないかと思います。
若いうちなんて、もうこれだけで良いのではないかとも思います。

やらなきゃ分からないことは、やれば分かるわけだし、早くやればリカバリーする時間はできるわけだし、なにより経験の数がものを言うわけだから。

でも、色々と邪魔をするファクターが存在します。自分の内外両方に。
もちろん、一番手強いのは自身の内部の問題。

「なぜ自分がそうしているか」なんて、あまり意識していなかったりするので良く分からないんですよ。
なので、自分のことほど気付きにくかったり見えなかったりします。

さて、ヘタすると今の世の中は…

すぐやらなくても良い
自分でやらなくても良い
実際にやらなくても良い

ということになっている気がしませんか?
そんなことより「正しい答え」を出すことの方が大事だ、みたいな感じがします。

乱暴な言い方をするなら、その「正しい答え」ってのは、考えれば誰でも分かったり知ったりできるものなわけで、あまり希少性が無いというか競争力が無かったりします。

対して、「やらないと分からないこと」ってのは、貴重です。いつの世でも価値があります。

人間なんて、いつ死んじゃうか分からないのだから、時間というリソースが最も貴重なはずなのに、間違えないように、のんびりじっくり考えて、実際にやる時間が無くなって、結果として経験の数が増えなくて…みたいなことが当たり前のような時代になっているとしたら、寂しいというか、残念というか。

安心安全で豊かな世の中だから、そんなふうになっちゃうのでしょうか。
そうかもしれませんね。

ITに限らず技術の進歩などは、その傾向を助長している気もします。
だって、そのためのツールでもあるから。

でも、そうなっちゃうと、その後に低迷するのは必至なわけで、そこでどうするかが大事なところです。

実は、それが今だと思っています。

結局そこか

一応、言っておきますが

「言われたことをやる」
というのが悪いとかダメだということではありません。
それが必要な状況というのはありますし
そうしてくれる人が必要だったりもします。

ただ、新しいものを作るクリエイティブなことをする上では
そういう動機というか、基本姿勢では難しいかな
とは思います。

言われたらやる
言われたことをやる
というのは、リアクションですが
新しい価値の提供はアクションですから
そもそもベクトルが違うというか何というか…

言われなくてもやる
言われてもいないことをやる
というのは、自発的なアクションです。
「積極的」というのは、そういうことです。

いつでも、何に対してもそのように
というのは無理でしょう。

とはいえ、基本姿勢がそうなっていると良いのですが
果たしてそのように変化することができるのか?

どうなのでしょうね。

自発的で積極的にって
面倒だし、失敗も多いでしょうし
そういうのって
いわゆる「リスク」にカウントされるのでしょうし

結局、こういった姿勢を決めるのは
「何が欲しいの?」
によるのでしょうね。
価値観の問題です。

そのために何を捨てられるの?何を払えるの?
ということですね。

でも、そういった価値観の上書きをやるのであれば
早い方が良いです。
歳を取ってからは難しいから。

ということは
「あとでやろう」って
ものごとを先送りする人
早くできない人には難しい
ということです。

早くやることを躊躇する人、いますよね?
自分が損することを恐れているからです。
リスク回避が価値観の上位に配置されているのでしょう。

自分のやりたいこと、やるべきことを
価値観の上位に配置して、すぐに動ける
これが大事なのですね。

まぁ確かに、うまくいっている人って
ほぼ間違いなく「すぐやる人」ですね。

そうか、そこかぁ。
確かになぁ。
そりゃそうだよなぁ。
分かっていても難しくて
だからこそ価値があるんだろうなぁ。

と再確認したのでした。