Half Day(半日)チャレンジ 淡路島で朝食を

そうだ!
淡路島に朝メシ食いに行こう!

というわけで、夜の0時に埼玉を出発。
圏央道から東名で西に向かいます。
基本的に止まるのは給油と食事のみ。

東名の渋滞を回避するために圏央道から中央道、山中湖経由で新東名へ。
富士山の近くでは気温15度。結構寒い。

最初のピットストップは浜松サービスエリア。
初回の給油と小休止。
ここまで270km。
夜中の3時だというのに満車です。

2回目のピットストップは西宮名塩サービスエリア。浜松サービスエリアから266km、自宅から536km。
西宮名塩サービスエリア。

浜松サービスエリアを出る時、ヘッドライトの球切れと、その後の事故渋滞で時間をロスしたけど、特に問題無し。6時30分に到着。
交通量が多くて速度が遅かったので予想以上に燃費は良好。給油せずに淡路島まで行けそうなので、ここでは小休止のみ。

西宮名塩サービスエリアからは44km、30分くらい走って、淡路島に入ってすぐの淡路サービスエリアで朝食と給油。
自宅から580km、7時間半くらいで着きました。

満車とはいかないまでも、車は多い。

朝食はうどん。

淡路島、縦に長いのですが、何と50kmくらいあるんですね。
縦に貫く神戸淡路鳴門自動車道で通過します。
今いるのは北の端のサービスエリアですが、南の端にもパーキングエリアがあります。

ちなみに図中のピンは伊弉諾神宮です。
淡路島は日本国の始まりの地ですから、そんな神社があるのですね。知らない方は古事記を読んで下さい。
この神社には、ちょうど10年前に卒業生達とのツーリングで行きました。

淡路島を通過したら、徳島港まではあっという間。
自宅からは670km。

ここからオーシャン東九フェリーに乗ります。
この船は、福岡の新門司港ー徳島港ー東京の有明のルートを往復していて、徳島から東京までの乗船時間は18時間ちょっと。
明日の朝6時には東京着の予定です。

バイクもボチボチいますね。

そういえば、去年の初詣で宮崎の狭野神社に行った帰りに、同じく徳島から乗ってますね。

この船のデッキプランはこんな感じ。乗客が利用するのは1フロアのみ。

図中の黄色いところが今夜の部屋。
大部屋でカプセルホテルみたいな寝台です。

このフェリーは、レストランは無く、食事は自販機の冷凍食品&電子レンジです。
でもまぁ、営業時間は関係ないので、考えようによっては悪く無い。
24時間いつでも風呂に入れるし、メシも食えるという珍しい船ですから。
というか、どうせ疲れて寝てるだけなので、別に文句はありません。

本日は、乗客はあまり乗ってないようですが、貨物自動車の積込みが多かったようで、少々遅れて出航。
そして、台風の影響でかなり揺れるようです。

あれ?そういえば、去年にこの船に乗ったときは、17時に徳島港発で、11時30分に有明港に着いたのだけど…あれは年末年始ダイヤだったのかな?

それはそうと、今年は結構船に乗ってますね。

初詣では
南海フェリーで和歌山から徳島
国道九四フェリーで 三崎(愛媛)から佐賀関(大分)
東京九州フェリーで新門司(北九州)から東京

3月の船上合宿では
さんふらわあで大洗から苫小牧往復

8月の韓国では
パンスターで大阪から釜山
関釜フェリーで釜山から下関(山口)

なんと今回は7回目です。
気付いたら、バイクに乗るより船に乗ってる方が多いじゃないですか。
あら、ビックリ。

優秀な者の条件

スティーブ・ジョブズがスタンフォード大学の業式スピーチで語ったことよって有名になった言葉

Stay hungry, Stay foolish.

これは、同スピーチの中で紹介されたヒッピーのバイブル的な雑誌”Whole Earth Catalog”の最終号”Whole Earth Epilog”の裏表紙に掲載されていた言葉で、アメリカの思想家、デザイナー、構造家、建築家、発明家、詩人である、バックミンスター・フラーにより贈られたそうです。

このフラー自身、かなり興味深い人生を歩んだ人なのですが、とりあえずWikipediaにあるWhole Earth Catalogの記事を見てみましょう。

以下Wikipediaから引用

なんとドラマチックでロマンのある話でしょう。
Whole Earth Catalogがどんな雑誌だったかは、アーカイブから確認できます。

さて
Stay hungry, stay foolish.
の解釈ですが、Wikipediaにあるように、そのまま訳せば
貪欲であれ、愚かであれ
となるでしょう。
格言っぽくて良いですよね。

その本質にあるのは
求め続ける心と行動する勇気
それらを持ち続けることが重要であるということでしょう。

しかし、それだけでは不十分な気がするので
バカで結構だよ!
という、開き直りというか、腹を決めた状態というか、勢いというか、そういったニュアンスを含めれば、より適切である気がします。

そもそも
貪欲であれ、愚かであれ
という言い回し自体が、貪欲さや愚かさを感じられません。

おとなしく、言われたことに従順であるとか、単にものをたくさん知っているとか、勉強ができるとか、そんなのが優秀だとは思えません。

一見不可能そうなこと、他人から見れば意味の無さそうなことでも、信じていることにどれだけパッションを投入できるか。
それを継続するのは馬鹿げたことに見えたりするのだけど、そこに投入される熱意が、やがて人の心を動かすことになる。
それが可能な人が優秀な人だと思うのです。

実際に手に入れたWhole Earth Catalogは、あまり読み込まれた形跡は無いものの、半世紀も前の本なので、ハードな読書には耐えられそうもありません。

表紙は、アポロ計画で撮影された月から昇る地球(Earthrise)
創刊したスチュアート・ブランドがNASAに対して、当時公開されていなかった「地球の全体像(Earth from Space)」の写真を一般に公開せよ、という運動を起こした結果入手可能となった。
ブランドはサンフランシスコ近郊で活動するカウンターカルチャーの人物で、「人々が地球全体を一つの存在として意識すれば、環境問題や人類のつながりに対する意識が変わる」と考えていた。
裏表紙には、ジョブズが講演で言っていたとおりの典型的なアメリカの田舎の風景写真と、Stay hungry, Stay foolish.の一文

自分の足で、好きな方向へ

高市さんが「馬車馬のように働く」と言ったとかで、早速メディアが揚げ足を取っていますね。
お勤めご苦労さまです。

対して、賢明な国民は
「いや、それ、議員のことでしょ?」
という冷静かつ真っ当な切り返しをしていたりするわけですが。

やりたい人にはやらせたらいいのです。
やりたくない人に無理にやらせるから、うまくいかない。

そもそも、やりたくない人とやりたい人を、同じリミットで縛るのは不合理です。
やりたい人はやる気を失い、やりたくない人はストレスに曝される。

やりたい人に「もうその辺で…」と言うと、低い天井に慣れてしまい、限界を上げられなくなる。
限られた時間でやりたいことをやろうとしても、結局は時間というリミットを超えることはできないから。

「継続的にやりたい」と思っている人は、自分でやり方をコントロールします。
続けられないやり方で走り続けても、ゴールに到達できない。
だから、続ける人は自分のペースを自分で作ろうとする。

やりたくない人にやらせたら…
結果はたかが知れています。
だって、やりたくないのだから。

両者が満足するルールなんて存在しない。

ワークライフバランスとか言うけど、それって、自分で決めちゃいけないの?
「ライフ」、つまり人生とか生き方に関することなのだろうけど、
それすら他人が決めたことに従わないといけないの?

やるだけやってダメならしょうがねぇ、って生き方をしてはイカンのだろうか?
他人から押しつけられる“ワークライフバランス”のようなものが、
チャレンジを抑制する空気を作っているのではなかろうか?
なんて思ったりします。

さて、では「やりたくない人」はダメ人間なのでしょうか?

多分違う。
そもそも「楽したい」という本能的なものがあることに加えて、恐らく多くは…
やりたいことをやらなかった、
あるいは、やっていることを「やりたいこと」に変換しなかった。

それを続けているうちに、「やりたいこと」って何なのかが分からなくなってしまったのではないか。

さらに、やりたくもないことに乗っけられてしまう環境があるのは確かでしょう。
自分がやりたいことよりも、誰かが言った「良い学校」「良い会社」に属するのが幸せなのだ、と。
むしろ今や、それが普通なのだろうか。

でも、本当は、誰だって「やりたいこと」のかけらは持っている。
それを掘り出せる環境や仲間がいれば、
もう一度、自分の速度で走り出せるはず。

「馬車馬のように」というより、「自分の足で、好きな方向へ」。
そんな走り方ができる人が増えたら、世の中もっとハッピーになるのではないかと思います。