そもそも仕事は…?

仕事は我慢で
趣味に生きる
みたいな生き方アリですか?

私はそういうのはできません。

だってね、趣味に生きるって
それいつやるんですか?

週末ですよね。
あとは帰宅後?

そのお楽しみのために
ウイークデーを
ずっと我慢して過ごすのですか?
40年以上も?

だったらそれは凄いなぁ。
私はそんなの耐えられません。
キツすぎます。

なので仕事は好きなことを頑張りたい。
もしくは仕事を頑張れるように好きになりたい。
そして
仕事と趣味の境界線はあまり感じていません。

バイクに乗ったりクルマに乗ったり
レースをやったり旅行したり
そういうことの多くは仕事に活かせますし
仕事でやっている内容だって
趣味に活かせます。

若い頃はよく
安定した楽な仕事を…
なんて考えますよね。
私も、そんなふうに考えていた時期がありました。

でもそれ
負荷の低い変化のない仕事をし続けたい
ってことでしょう?

負荷の低い変化のない仕事って
誰も喜んでくれなくて
やり甲斐なんて感じられそうにないですよね。

そういうのを40年以上続けたいとしたら
それは凄いことですね。

私は、お金いっぱいもらっても
そんなの嫌です。
頭おかしくなっちゃいそう。

仕事は仕事
趣味は趣味
俺は趣味に生きる!
でもいいのですけど

かつて職場にいた人達を思い出すと
どうもそういうのって説得力ないんですよ。

ラジコンカーの世界チャンピオンとか
副業で超有名歌手のバックバンドのリードギターをやっている人とか
バイクやクルマのレースでムチャクチャ速い人とか
週末は飛行機操縦している人とか
長期休暇にはヨット操縦して海外行っちゃう人とか
凄い人がたくさんいましたけど

そういう人達は総じて
ムチャクチャ仕事できるんですよ。
しかも楽しそうに。

なんでそうなるか
理由は簡単なんですけどね。

将来どうなっちゃうかは分からないけど
どうしたいかは考えておくといいと思いますよ。

そのままでいいのか?

今、自分は何のために何をしているのか?

そのままでいいのか?

もし
このままではイカン
とか
満足いってない

と思ったら
どんなアクションが必要か考えよう。

やるかどうかは考えずに
何をすべきか考えよう。
で、やろう。

やったら何かが起きる

もちろん
うまく行く可能性と
うまく行かない可能性があるけど
いずれにしても何かが変化するわけで

変わらないより百倍マシだし
心配しても何も変わらない。

やらなければ何も変わらなくて
このままになる。

たぶんそれには耐えられない。

ってなことを考えたり
自分に言い聞かせたり。

別に調子悪いわけでも
落ち込んでいるわけでもないけれど
たまにはこんなことを考えて自己点検しないとね。

「できるよ!」 うん、そう思うよ

夢工房で頑張っている学生が
お父さんと口論になったそうです。

クルマ好きのお父さんに
ある部品を、凄い方法で作るという話をしたら…

「そんなのできるわけないだろ!」

「できるよ!!」

となったとのこと。
いいぞいいぞ!やれやれー!!

お父さんの気持ちは分かります。
経験が十分に無い息子には
堅実な方法で成長して欲しいのでしょう。
自分に想像が付く範囲で。
突拍子も無い方法で失敗して欲しくないのでしょうね。

教員と学生の関係でも
似たようなことが起きます。
学生が教員の想像を超えるようなことを
やろうとしたりすると…

「そんなのできるわけないだろ!」

が、登場します。

これ、どう思いますか?
私は、どんどんやらせたらいいと思います。
で、失敗したらいいと思います。

やってみたら何が難しいか分かるでしょう。
それが分からないことには先には進めません。

やりたいことがあるならやるべきです。

もし基本ができていないとしても
やるべきだと思います。

最も大事なことは
基本でもなく
失敗しないことでもなく

やりたい、こうしたい
という思いです。

やってみて、うまくいかくても
やりたいという思いが強ければ
どうしたらいいかを真剣に考えて
その時点で基本が必要だと思えば
何がなんでもそれを手に入れようとするでしょう。

人に言われてやったところで
一番大事な「思い」が成長しないので
その後も人に言われたことをやろうとするでしょう。

クリエイターになりたいなら
言われたことを繰り返したところで
創造性を育むことはできません。

アイデアとかクリエイティビティは
やりたい!こうしたい!
という「思い」から出てきます。

もし、やる前に
「基本ができていないから
もっと勉強してから始めるべきだ」
なんてことになって先送りにしたら…

果たして先送りにしたもののうち
何割が実際に着手されるでしょうか。

たぶん、ほとんど手つかずで終わります。
そして、どんどん先送りに慣れて
自分の内的な基準がズレていきます。

すぐに動けば
準備不足、知識不足、経験不足で苦労するでしょう。
でも、その苦労の中にこそ大事なものがあります。

学生は、将来のためにやっているのですから
苦労の中の宝物をたくさん手に入れるべきです。
それらを未来に活かすために。

それにですよ

「そんなのできるわけないだろ!」

「できるよ!!」

これって、多くの「偉人」と呼ばれる人達が
たどってきた道筋でしょう?

ね?
そういうことですよ。

私は、お父さんに言いたい

おめでとうございます

と。