想像ができない そりゃそうかも でどうする?4

教えない・やらせないのが夢工房

誤解の無いように言っておきますが
なにも意地悪して教えないとかやらせない
ということではないですよ。

外的な動機で一方的に
教えたりやらせたり
そんなことはしない
ということです。

なので
教えないとはいうものの
何もしないわけではありません。
彼らが必要とすれば教えます。

ただし前提として
自分はどう思っているか
何のためにやっているのか
その辺が必要です。

求めよ
さらば与えられん
です。

あと、やった結果は評価します。
やりっぱなしでは誰も得しませんから。

さて、では
外的動機でやらせない学校では
何をどのようにやっていったらいいのでしょうか。

まず入学試験は学力を考慮しない。
面接だけ。

そこで志をぶち上げてもらって
いい感じなら合格!

入学したら取り組むテーマを決めて
いい感じなら
それをトコトンやる。

その過程で必要だと思ったことは
座学で学ぶ。

試験なんてやらない。

卒業までに、何かしら自分のテーマを形にして
それをアピールして就職する。

もしサボったら?

それに対する評価はする。
でも結局は
自分がそれで良いと思うならそうしたらいいじゃん
もしくは
キミは入学時に「やる」と言ったのにやらないのだから辞めようか
となっちゃうかな。

これはちょっと冷たすぎるかな。
もうちょっと検討が必要ですね。

このネタは面白いので思い付いたらまた書きます。

想像ができない そりゃそうかも でどうする?3

なんか当初の方向性からズレ始めている気もするけど
気にしないでいきましょう。

現状の方向性のままではダメだとして
じゃ、何をどう変えるのか?

必要なのは
想像力とか行動力とか主体性だったりするのですが

想像しろ!
行動しろ!
主体性持て!

なんて言って
その通りになったら苦労しないわけですね。

さて、どうしましょう?

当人が
そうしたい
と思うような環境が必要です。

こういうことについて
きっと多くの頭の良い偉い人達が
ずーっと考えてきてるのだと思います。

私ごときがちょっと考えても
そんなにグレートでパーフェクトなソリューションを提示できるとは思っていませんが
日々の思いつきを書いていくブログということで
思いつきを書きましょう。

教えなければイカン!
やらせなければイカン!

という外的な動機が根源にあって
現在の状況になっているとしたら

じゃ、教えなければいいじゃん
やらせなければいいじゃん

なわけですが
実はコレ
夢工房です。

どういうことかというと
今、夢工房で頑張っている連中は
大層なチャレンジをしていると思います。

でもコレ
大学が命じてやらせているわけでも
私が命じて手やらせているわけでもありません。
やらないと単位が取れないわけでもありません。

そういうのをやりたい学生が集まって
自主的にやっているのです。
内的な動機です。

それを大学がバックアップしている。
それだけの話です。

なのでもちろん
活動を継続するために
彼らは付随する面倒なことも自主的にやっています。

お金を集めたり
機器のメンテナンスや環境整備など
数え上げたらキリがありません。

おお!なーんだ。
やらせなければいいじゃん
って話ですね。

そうです。
ですので、以前からさんざん
好きなことをやろうよ
と言っているのです。

でもこれは結構怖いことかも知れません。

だって大抵は学校で

「好きなことやれ」

と言うとサボりますからね(笑)

サボりたいヤツにはサボらせておいて
その後に何が起きるのか
リアルワールドを経験させてあげるのがいいと思うのですが
そういうのはダメですかね。

ダメなんでしょうね。
だから近年の世の中は、こうなっているのでしょう。


「先生なのだから教えなきゃ!」
ということで
まだ本人達が必要と思っていないことを
ガンガン詰め込んでいくという

必要とも思わないことを受容できる人間が優秀なのだ
みたいな状況になっている気がするのですが
これ、どうなんでしょうね。

なんかプロフェッショナリズムが
変な方向に行っちゃってる気がするのですが。

想像ができない そりゃそうかも でどうする?2

想像力なんて必要が無ければ育まれないわけです。
で、想像だけしたって何も起きないわけなので
行動しないとイカンのですね。

というわけで
自分がどうすべきかを考えて
トライできることが重要なのだと思います。

記憶力を中心とする能力や
指示を忠実に実行する能力が高い人も必要でしょうけど
そういう人達だけいても何も起きません。

当然ながら、現在の学校という組織は
その特定の能力を伸ばしてその高さを評価しています。

世の中が今のままの方向性でOKで
そのまま強力にプッシュしていけば明るい未来が開けるか?というと
どうもそうではないことは多くの人が感じてるのではないかな。

恐らくこれは今後変えていかないとエライことになるでしょうけど
どうにもこうにも変えようがなくて
恐らくジレンマに陥るのではないかと思っています。

だって変えたくない人が圧倒的に多いだろうから。

でもこれは、変えたいとか変えたくないという話ではなくて
その先の「何のために」という所を見る必要がある。

それがいわゆるビジョンなのだろうけど
そこを明確化しようとすると
恐らくそこでも反対勢力が出現するのではないかな。

なので、このジレンマを
いまの大きなシステムで解決するのはたぶん無理。

では諦めるのか?

そういうわけにはいかないので
小規模なチャレンジャーが
ヒーヒー言いながらやるしかない。
テストベッドとして。

そういう意味では
大学という大きなシステムの中に
夢工房という小さなテストベッドの内包を許容してくれている
現在の環境は大変ありがたいと思っているのです。

動いている本人達は
外から見ればモルモットのようなことになるのかもしれないけれど
ここでやったことは確実に彼らの未来に活かせるので
これは全く問題無いわけで。

あとは成果を出して
波及効果が出せるようになれば
夢工房の使命は果たせるのかな
なんて思うのです。

そのためのアイデアが必要ですね
ということで次回に続きます。