FSAEオーストラリア大会 準備初日

飛行機はキャビンクルーが病気になって人が足りなくなったとかなんとか大変だったようで、予定より出発が1時間半くらい遅れて出発しましたが、到着は1時間遅れくらいまで取り戻して到着しました。

夏のメルボルン、気候はどうかというと、最高気温は21度と、冬の埼玉とほとんど変わりません。
もちろん最低気温は13度程度なので、こちらはかなり違いますが。

とはいえ、日々の最高気温は、日によって10度前後も変化があって、日本は安定してるんだなぁというのを実感します。

メルボルンの外周を走る環状線 メトロポリタン リングロード

スーパーには日本の食品もチラホラ。

夢工房の遠征といえば、世界中どこに行っても毎食サンドイッチだったりします。

沢山写真を撮れたら良かったのですが、運転手である私はあまり写真を撮っていません。あしからず。

学生達は初の海外遠征で浮き足立ってる感がありますが、皆元気に頑張ってます。
今回の遠征が初の海外というメンバーも多いですが、よくやってます。

明日はいよいよテスト走行に向けてマシンの整備がスタートします。

FSAEオーストラリア大会 出発

学生の手作りレーシングカーで競うイベントFormula SAEのオーストラリア大会に出場するための遠征に出発します。

会場はメルボルンの郊外にあるCalder Park Thunderdomeというサーキットで、開催期間は12月14日から17日。
現地は南半球なので、今は真夏です。

当チームがコロナ前に参加したのが2019年なので、実に4年ぶりの海外遠征です。
遠征メンバーは、学生9名と現地でのトラック運転担当の卒業生、そして私の合計11名。

今回の遠征は、準備万端とは言えませんが、コロナ明けのリスタートとして、学生達が何を学び、どの程度のモチベーションを持つことができるのかがポイントになります。

19:20成田発で、メルボルンに着くのは明日の7:45。
到着後は早速準備を開始する予定。物資の買い出しやら何やら、忙しくなります。

オーストラリア大会の見通しと意義

昨日の記事では、今回のオーストラリアは散々な結果となるといったような内容を書きました。

今までのチームの歴史から考えた理想像と、コロナ禍の自粛によるダメージを受けた現状のギャップがあまりに大きいと感じています。
恐らく、周囲の期待に対するギャップも大きいでしょう。

開発の初期段階でそのシーズンの内容がほぼ決まっていますので、これは今さらどうにもならないこと。
とはいえ、準備も含め、遠征ではベストを尽くすべきです。

学生達にしてみれば、3年に及ぶ何もできない期間によって、本来得られる機会を逃し、自分の意に反した状況に置かれたということで、チームの歴史がどうこう言っていられる状況では無かったでしょう。

この状況に至るには様々な原因があることが分かっていました。それは学生達のみならず、アドバイザーの私にも。

で、今はどういう心境なのかというと…
もう腹が決まっていて、今後に向けて今回の遠征の経験をどう活かすか、といったところに目が向いています。

色々な問題や原因を頭で理解はしていたのですが、どうも腹落ちしていなかったということを自覚してきたのが最近のことです。
頭では分かっているけどできない状況だったと言ったら良いのでしょうか。

今まで色々ありましたが、底を打ってしまえばあとは上がるだけです。
ある意味、我々のコロナ禍がやっと終わったと言って良いのかもしれません。

学生達のモチベーションが高い状態で遠征に望めれば、世界的にもレベルの高いオーストラリア大会で様々な経験をして、価値観のレベルを大幅に上げてくるはずです。
そういう意味では、我々の来シーズンはすでに始まっているということになります。

この状況を支えてくれて、彼らにチャンスを与えてくれている関係者やスポンサーの皆さんには感謝するばかりです。

ところでこの状態、これは恐らく我々だけの問題では無く、かなり広範囲に同様の状態になっているようです。
他チームの学生達も、きっと苦労が多いことでしょう。
彼らも何とか現状を克服してくれることを祈っています。