先の見えない今だから 2

今、我々にとっての目先の危機は、原油の輸入からくる様々な…特に経済的な危機でしょう。

原油の高騰と聞くと、ガソリン代ばかりを気にしてしまいがちですが、さにあらず。

各種燃料はもちろん電気代など
要は、エネルギー全般の高騰
となると
エネルギーを要する産業によって生産されたものや、サービスなど全般のコストアップ。

他にも、食料の生産や、各種原料
などなど
近代的な生活、文化的な活動の全般に及びます。

さて、今回のお話しは、石油の話なのではないのです。
凄く当たり前で、皆が知っているお話しです。

そもそも我が国は、現状の生活を維持するための十分資源を持ちません。
食料さえ100%自給できない。

もっとも、そういう状態になっている国は、我が国だけではありませんけどね。

結局、どこもかしこも100%自律しているのは稀で、相互に依存する状態になっている。

エネルギーとか
産業とか
食料とか
国防とか

資源を持っている国なら、単にそれを売って、必要なものを手に入れれば良いのです。
でも、我が国は資源を持たない。
そんな環境でどうしているかというと…
すでに皆さんご存じですが

原料を輸入して
加工して
売る

です。

ただ、このやり方は、すでに他の国がやっています。
単に理屈通りのことをやるなら発展途上国が有利です。
彼らの方が人件費が安かったり
CO2の排出に余裕があったり
環境規制がゆるかったり
といった優位性があるので、同じやり方は通用しません。

この

原料を輸入して
加工して
売る

は、つまり

何かに
価値を載せて
提供する

ということなのですが、優位性を得るなら

手に入れる「何か」のコストを下げる
載せるべき「価値」を大きくする

これらのいずれかか、両方を達成する必要があります。
そこには工夫が必要です。

そして、その工夫は
「単に理屈通りのこと」
ではありません。
そういうのは「工夫」とは呼びませんよね。

さて、この後はどういう話になるか、もうお分かりですね?
学校は、教育はどうあるべきか?
となります。

つづく

人はどうやって成長するのか? その4

失敗を、リスクを避けるには、チャレンジしなければ良いわけですが
大きく成長したければ、逆をやれば良いわけです。
あら、簡単!

なんて書いちゃいましたが。

しかし!
それが簡単にできたら苦労しないわけで…。

「失敗や苦労はネガティブなリスクである」
という価値観が刷り込まれていたら難しいでしょうね。

そもそも、失敗しないことが成功なのか?
そんなことは無いのですが…

大抵それは、誰かの価値観に準じたものだったりするわけで。

もし
他人の価値観に準じているなら
その「他人」がリスク回避を望んでいて
その価値観が刷り込まれていたら
自力で成長していくのは、とても難しくなります。

そう!
「自力」で成長していく、というのがポイントです。
「他力」では価値観すら他者依存ですから、依存先が途絶えたところでお終いです。

教育を考えるとき
「成長させてあげる」
「できるようにしてあげる」
と、外部から手を入れてコントロールしたくなったりします。

そうすると、その場では面倒が起きにくくなりますからね。
あくまでも、その場だけで、短期的なものです。

自力で成長するには任せることです。
ただ、成長過程のビギナーに任せるのは勇気が要ります。
任せると、ますます失敗するから、ケアする方は、ますます面倒になります。

効率が悪くなって、あらかじめ決められたことを、期限内に習得する(正確には「習得させる」)
なんてことは難しくなります。

しかし、任せて困難や失敗を含む経験をし、その経験を利用して、自力で成長のループを回せるようになる必要があります。

まさに “Self help” ですね。

やはり「自力で」となると
好きなことをやるしかないでしょう。

好きなことなら、勇気とパッションを発動して、チャレンジができますから。
そして、自ら成長していけます。

人はどうやって成長するのか? その3

失敗と困難からしか学べない
これは、逆を考えると分かりやすいかもしれません。

失敗しないように
苦労しないように

決めてあげる
やってあげる
リスクを排除してあげる
するとどうなるか?

恐らく、生きる力を失います。

考えて、決断して、行動して
その結果を自ら評価して、次の行動に繋げる

事の大小、強弱はあるでしょうけど
そんなことを繰り返して、上手に処理できるようになっていくのが、成長するってことなのではないかな。

どこに向かって、どんなふうに、何をやるか
それは本人の価値観次第です。

そのゴールの設定や、判断を人任せにして
他人の価値観に準じていると、矛盾を生じて破綻します。
しない人もいますけどね。

成長に伴って
対峙したことが無い新たな問題・課題(ネガティブなことに限らず)に遭遇して、解決したり、折り合いを付けたり…
そんなチャレンジが繰り返されるのが人生でしょう。

失敗を、リスクを避けるには、チャレンジしなければ良いわけですが
大きく成長したければ、逆をやれば良いわけです。
それも、大きなハードルで。
あら、簡単!

そんなことを考えていると、夢工房の学生達が4年間で見違えるように成長するのも当然だな、なんて思うのです。

社会人ともなると、リソースとか業務上の責任とかがあって、むやみにチャレンジできないことが多いでしょう。
なので、やるなら学生のうちです。