本からも授業からも学べないこと

それがまさに実践知とか暗黙知
と呼ばれるヤツで

やった者にしか分からない世界で
本当に価値があるのはココです。

本や授業で知ることができる形式知は
乱暴な言い方をするなら
誰でも知ることができたりするので
それを知っている人は沢山いるのです。

もちろん形式知で勝負しても良いとは思います。

でも
自分はどちらで勝負するのか
というのを早々に決めると
何かと有利になったり良いことがあったりします。
もちろん学びの量が増えるから。

ここまでは、今まで何度も書いてきたネタですが
今回のエコランの散々な成績を経験したりして
気付いたのは

ノンバーバルなものって
実践知とか暗黙知に深く結びついていて
感覚とか感情とか
そういうのは経験しないと処理のしようがなくて
そういうのが実践の面にも効いてくるのだな

というところ。

エンジニアリングに限らず
仕事の成果を構成する直接的な要素って
ハードウェアとかソフトウェアなわけですが
そういうのを生み出す際には
必ず暗黙知の領域がものを言うわけで
そのためにはノンバーバルな要素が
どれだけしっかりしているか
というのが根底にある気がしています。

だって
売れる商品を作るのに
計算ずくでは不可能ですから。
アートの世界なんかは分かりやすいかもしれませんね。

こういうネタは
なかなか文章にしにくいですね。
ノンバーバルなだけに。

今思っているのは

良いエンジニアになるために
レベルが高い知識とか経験とか
そういうのは大事なのですが

そういうのを仕入れたり使ったりして
うまくいきっぱなしではダメなんだろうな

なんてことです。

やってみて
うまくいったりいかなかったり
嬉しかったり悔しかったり
成果と感情の起伏を
たくさん経験するのが大事なのでしょうね。

そういう経験を散々してきた
卒業生達はうまくいってるようだし。

エコランもてぎ大会終了

エコランのもてぎ大会は
言ってみれば地方選です。

ここ数年は、まずまずの成績を残していました。
記録はともかく順位はまあまあでした。

これは、歴代の先輩達が作った良いマシンを使って
大会でもラッキーが重なった
というのが主要因かと思っています。

今までは、先代のやっていたことを
後輩達が直接目で見て耳で聞いて
なんとかオペレーションを引き継げていた
ということがあったのでした。

今回は、コロナ自粛の2年間で
そういったノウハウが
ほぼリセットされたタイミングでした。

なので、マシンのオペレーションから
メンテナンスから
結構ボロボロと言ってもいい
醜態を演じることになりました。

結果としては
二輪車クラスが4位
大学生クラス参戦の2台が揃ってリタイヤ
目も当てられません。

が、実はこのタイミングでこの成績は
逆に良かったのかな
と思っています。
学生達には悪いですが。

というのも
エコランもフォーミュラも
過去の遺産で食っているというか
今ひとつ主体的な行動というか
パッションが足りないな
と思っていたのです。

でも、今回の成績で
自分達に足りないものは何なのかが見えたのではないかな
と思います。

それさえ手に入れば
この後に控えている
エコランの全国大会や
Formula SAEのオーストラリア大会に向けても
今までとはひと味違う
レベルの高い活動をしてくれるのではないかと期待しています。

戦えるのか

平和は良いことです。

個を尊重するのも良いことです。

皆で仲良くは基本です。
というか、これは我が国のコンセプトでもある。

しかし
戦えなくなっちゃうのは問題です。

学生達がエンジニアとしてやっていくなら
競争力は本人が生きていく上でも重要ですし
仕事をする上でも最重要項目の一つでしょう。

学生達のコンペティションでは
その辺が如実に現れてきます。

競争ですからね
ライバルに対する優位性をどのようにして作り上げていくのか
もしくは、作り上げていけないのか(笑)

みんなで仲良く
なんとか形になるように
なんとか間に合うように
では勝負になりません。

そんなふうにやると
その時は仲良くやって楽しいかもしれませんが
コンペティションが終わった後は
全く楽しくなくなります。

で、そういった経験を社会に出て活かそうとしても
あまり役には立たないでしょうね。

明日はエコランのもてぎ大会です。

正直なところ当チームは
やりきった感じではありません。

きっと悔しい思いをしながら
新たな発見が色々あるでしょう。

こういう活動をする中で
最も重要なものは何か
そんな発見ができることを願っています。