レースは人を育てる

モータースポーツに限ったことでは無いのですけどね。
競争は人を成長させます。

いや、でも
モータースポーツは他の競争とはちょっと違うかな。

というのも
乗り物を使うところが大きく違う原因なのだけど…

人工動力(エンジンなど)を使うから
フィジカルな部分の要求レベルが低いかというと
決してそんなことはありません。

確かに、体力が無くても
とりあえず動く
くらいは可能なので
誤解されやすいかもしれません。

でも、勝ちたいと思ったら
それはもうライバルを上回る必要があるわけで
もちろんフィジカル面のパフォーマンスは
高い方が良いに決まってます。

他には
メンタル面のパフォーマンス。
これも他のスポーツと同様です。
かなり効いてきます。

あとは道具ですね。
レーシングマシンです。

ここがかなり他と違うところでしょう。
多くの部品で構成されたマシン。
その理解から始まって
どういう戦略でどう扱うか?

二輪ならミニバイク
四輪ならカート
それらが小さく、部品点数が少なくて
入門にはちょうどいいと言われますが…

とは言っても
奥が深く
天井は高く
簡単にエキスパートにはなれません。

そんなことを考え出すと
フィジカル
メンタル
技術や戦略と
果てしない数の
諸々の組み合わせがあって
面倒で難しくて奥が深いのです。

そして、マシンを自ら作るとなると
それはもう
努力も工夫もたくさん必要なわけで

単に言われたことをやるとか
決められたことをやるとか
そんなやり方では
何も起きません。

いかにリソースを手に入れて
いかにそれらをハンドリングするか
知恵と工夫も必要です。

だからこそ
そのフィールドでは
人は大きく成長します。
それはもう驚くほど。

我が国には
世界的に見ても異常な数の自動車メーカーがあり
多くの国際的な格式のレースを行えるサーキットがあり
実績を持つ多くの先人達がいる
と、環境は整っているのですが
残念ながらモータースポーツに対する理解は
他の先進国に比べて低いのが現状でしょう。
何ともったいない。


久々の富士スピードウェイ

今日は、BMWとミニのワンメイクレースを見に富士スピードウェイ(FISCO)に行ってきました。
あら?今はFISCOじゃなくて、FSW(Fuji Speed Way)って言うの?まあいいか。

学生の頃は、メカニックとしてさんざん行っていたFISCOですが、当時は改修前で、何というか、おどろおどろしい重く暗い雰囲気を醸し出した迫力あるサーキットという印象でした。

で、当時の私にとっては、FISCOこそがサーキットだったので、筑波サーキットに初めて行ったときは、あまりに小さくて、「これ、本当にサーキットなの?」と思ったものです。

そんなFISCO、今はトヨタのホームグラウンドとしてリニューアルして、とても綺麗になっています。
まあ、それもずいぶん前の話ですが。

改修後は、学生フォーミュラ関係で何回か行きましたが、良く考えてみればFISCOでレースを観戦するのは初めてなのでした。
ずっと「やる側」として行っていましたから。

今回は、お呼ばれで豪華待遇。
VIPルームのホスピタリティはあるわ、ピットやスターティンググリッドを見に行けるわ…
とは言え、遊びではありません。
VIPルームでタダ飯をむさぼりながら、日本の教育の未来について語り合っていました。

ともかく、四輪のレースなんて日頃あまり見る機会が無いので、大変勉強になりました。
何より二論とはお金のかけ方が違う。

参加人口の減少と人手不足(特に若手)は、タイヤの数によらず問題なようです。
こんなに勉強になるフィールド無いのにね。

彼らはどう変わったか

Formula SAEのオーストラリア大会は、チームの再起動的な位置付けでした。

そんな状況で、マシンを走らせるダイナミックイベントのAccelerationで1位を取れたのは大変嬉しいことでしたが、要点はそこではありませんでした。
メンバーがどう変わったか?です。

具体的なことを文章で明確に表すのは難しいのですが、大きく変わりました。

英語が堪能とは決して言えない学生達が、想像を超える積極性を見せたわけです。
これは良い意味で想定外でした。

あらゆるものが準備不足と言っても良い状況で、特にマシンを走らせないスタティックイベントにおいては結果は望むべくもなかったのですが、その中でベストを尽くした感がありました。

もちろん、全員が、完璧、という状態ではありませんでしたが、再起動に最も重要なファクターと思っている積極性の獲得はできました。
これは間違いなく次回以降に繋がります。