能力ありきではないのです

よく勘違いされがちなのは、能力によって何ができるか、何をすべきかが決まると思われがちです。

でもこれは間違い。
特に学生のような成長段階の場合ですが。

というのも、成長段階での能力なんてたかがしれているわけですよ。
学生同士で比較して、高いだの低いだの言ったところで、学生という枠を外して見てみると、誤差みたいな違いだったりします。
もちろんそうでないこともありますけどね。

さらに勘違いされがちなのは、基礎学力と呼ばれる知識が能力であるという誤解。
能力ってのは実行する力ですから、知っていることではありません。

知っていることも大事ですが、実行する上で知識が足りなければ知れば良いだけです。

知っているなら実行できるだろう、と思われがちですが、そうでもありません。
そもそも、基礎学力・知識を実行してみろ、と言われても、一体何をしたら良いものやら。

さてさて、「能力があるからやる(あるならやる)」というのは一見説得力がありそうです。
ですが、その能力が身に付くまではどうするのですか?
能力が身に付くまでは「できない状態」なのですよね。
では、一生できないままではないですか。
この理屈は破綻している気がします。

何ができるようになるかは、何をしたいかによって決まるのです。
当たり前でしょう。

それによって、必要なことが明らかになり、その行動に自らのリソースをどれだけ投入するかによって、何ができるようになるかが確定する。

ありたい姿、目標によって行動が決まり、その結果能力が手に入る
ってことですね。

結局「思い」が大事で、どれだけ行動が伴うかってところなのでしょうね。
言うのは簡単ですが、実にシンプルなことです。
シンプルなだけに難しかったりもします。

教育の規模の話

少子化に伴い、学校が統合されたり閉校したりしてますね。
そしてこれからさらに加速するのでしょう。

コストとか効率を考えたら統合・閉校になるのは仕方ないでしょうね。
それに、義務教育では1クラスあたり何人とかルールがあるのかな?
教員のなり手も少ないようです。

でもね、1クラス30人とか40人とか、そんなの多すぎると思うのですよ。
5人とか10人とか、それくらいでやると、一人ひとりの存在が際立つわけで、そういう環境であればモチベーションも高まるってもんですよ。
いや、ホントに。
だって、人数少なかったらサボれないでしょ(笑)

この世界に入って改めて思ったけど、教育は我が国の未来にとって極めて重要なこと。
だって、未来を作っていく主役は彼らなのですから。

そのわりには、システムとかやり方は今までのままで、向かっている方向自体は何ら変わらない気がするのです。
世の中は大きく動いているのに。
その方向自体が現状にマッチしているなら何ら問題は無いのですが、どうにもそうは思えない。

正直なところ、教育の方法や内容に関しては、これが正解というのは無いでしょうけど、今のやり方は…一人の教員が数十人に向かって一方的に講義するやり方は、血が通っていないと思います。
内容によっては、そういうやり方も必用なときはあるでしょうけど、基本的にはそのやり方では主体性や自律性は不要なわけです。
それでは彼らの力は発揮されないままで、それは現状の大きな問題の一つでしょう。
であれば、それを続ける限りは科目を変えようが数を増やそうが結果は変わらない。

現状の教育は、効率優先の考え方になっているのだろうけど、それは一体何に対する誰のための効率なのだ?というところも大事なのだけど、規模を小さいすることによるメリットもあるのだよね、ってところを言いたかったわけですよ。

学びの種類

学びは大事です。
でも、何をもって学びというのかというのも大事です。

最も一般的なのは、汎用的というか基礎というか、こんな学びではないでしょうか。
語学や数学から始まり、理系なら力学や化学など定型的なもので、色々なことに適用できるものを学ぶ。テスト前の一夜漬けをすることで分かるように、記憶力が中心。
ただし、それ単体で何かができるわけではなく、具体的に何の役に立つのかは分かりにくい。
でも何かと使う知識。学校ではね。

これ、学校では「やらされる」ので、動機が必要無かったり、いつの間にか動機が消失したりして、受け身のマインドが強化されたりする。
個人的には、これできちゃう人は凄いなぁと思います。

それに対して専用の学びというか実用的というか、具体的に何かをするための学び。
ものづくりとか、好きなことにチャレンジして、そこから分かることなんかはコレ。
色々なものを包含していて、やらないと分からないこと。

定型的では無いので文章などにはしにくい。
なので、授業などでは得にくい。

一見、他の分野には適用できそうもないように感じたりするけど、決してそんなことはない。ものごとの本質は何事も似たようなものだから。

こちらは言われてやるというより、何かをやって必要となるもの。
なので、動機は内的であることが多くて、そういう場合は面白いほど身に付くし、忘れない。
自ら欲することってそういうものです。

やったことから学ぶというのは、起きたことを覚えるだけではなくて、プロセスを学ぶことにもなる。
これが重要。

夢工房での学びは、ほぼ100%実用的な学びです。
それを自ら掴みに行く。

自発性とか、学びへのモチベーションは重要。
そのために必要な能力というか、素養を早期に身に付けるべきで、そのためにはやはり好きなことをやって、必要なものや情報、知識や経験を自ら手に入れることを経験しておくべき。
社会に出てから仕事を楽しむためには大事なことです。