過去に引っ張られるな

過ぎたことをクヨクヨ考えても何も変わらない

それは誰でも分かっている…よね?

でも考えてしまいますよね
失敗は印象が強いからどうしてもそこに引き込まれてしまう。

まぁ、その程度は人にもよるのだろうけど。

けれど、それは良いことを何ももたらさない。

クヨクヨ考えても考えても乗り越えることはできないし
次回に良い結果になることもない

だけでなく
むしろ同じ結果になる

なぜ?

それは人は強い印象に引っ張られるからです。
これ、深層心理の効果ですね。

多くは過去に
「お前、反省してるのか?!」
とか言われて
過ぎてしまったことに注視する経験があったりします。
で、姿勢が下向き、後ろ向きになっていく。

「反省」って
過去を振り返ってクヨクヨすることじゃないのにね。
タイムマシン持っているわけじゃないんだから
どんなに考えても過去は変えられない。

言う方は、どうしてそんなことをするかというと
これやると
ビビってチャレンジできなくなるからです。

いわゆる「良い子」になります。

その結果、失敗したり面倒なことを起こしたり
というのが減るので
管理する側としては面倒がなくなるんですね。

「良い子」は
突拍子もないチャレンジをしたりしませんから
面倒が減るってことです。

言う方は、それほど意識していないのかもしれないけど
結果としてはそうなっていると思います。

言われた方は、それをやらない理由にしがち。
ヘマをすると怒られるから。

そんな経験を繰り返すと
自分でもチャレンジできない理由が分からなくなります。
条件反射でチャレンジできなくなっているから。

構造としてはこんなことになっているのだろうけど
実は、それを知ったところでどうなるわけでもありません。

過ぎたことは仕方ないのです。

自分の過去の経験も
自分を取りまく人達も。

大事なのは

「じゃ、どうするの?」

ってところで
それは自分で勝手に決めていいのです。

「あー、あれはダメだったなぁ
じゃ、次はこうしよう!」

反省は、それだけでいいと思います。
実にシンプル。
何を考えてどうやったかを省みて
次の行動を決めればいい。

それでやってみてダメなら
また考えて決めればいいのです。

次も同じ結果になったらどうしようなんて
悩むのは馬鹿げています。

脳の失敗回路が活性化するし
悩む時間がチャレンジする機会を奪うことになるのですから。

夢工房では
失敗しないことを望んでいません。

失敗しないことが成功ではないからです。
マイナスが無くなってゼロになっても
プラスではありませんし
ゼロはどんなに足しても掛けてもゼロです。
そんなの全然面白くないですよ。

見えないもの 聞こえないもの 分からないことの重要性

コミュニケーションの9割以上は非言語で
人の行動の9割以上は無意識によるもの

となると、他人に与える印象なんてのは
ほとんど自分では制御不可能に思えたりします。

「そんなのどうでもいい」

という人もいるでしょうけど
人の悩みのほとんどは
他人との関係によるものだし
チャンスを与えてくれるのも他人です。

なので
これをなおざりにしていると
残念なことになってしまうことが多いのですね。

コミュニケーションの9割に含まれるのは
仕草や表情など
見た目に関することや
声色などの耳から入る情報
これらがほとんどだと思うけど
きっと他にも何かあるのでしょうね。

もちろん、体型とか姿勢とか
髪型や服装など
その人の人となりを表すものも
重要な情報の一つでしょう。

見た目も声も
変えようと思ったら変えられないわけではないけれど
すぐに何とかなるものではなかったりしますね。

やはり日頃から
何をどう考えて
どのように行動するか
というのが効いてくるのでしょうね。

人の行動を形づくる9割の無意識にしても
日頃から意識的に行動することが習慣化することによって
変えることができます。

とはいえ
一般的に学生には
この手の内容はほとんど関係ない
…と思われているし
本人達も、さして気にしていませんよね。

でも、いざ就活となると
途端に重要になってくるし
社会に出たら、ますます重要になります。

本人は気付いていないことも多いですけどね。
そういうのが重要だっていうことすら
知る機会が無かったりしますしね。

本当は、色々な人と付き合って
色々やっていれば
気付くチャンスはあるのでしょうけど
昨今はそうもいかないようです。

夢工房は
「作ってナンボ」
な場所ですが
知識とかスキルだけでは良いものは作れないので
「さて、どうしたものか」
ということで
人間関係の構築とか
コミュニケーションの本質の部分とか
そんなことを色々考えたり試したりしているわけです。

もちろん、こういったことには正解は無いので
考えて、やってみて、ダメなら変えて
という毎日です。

脳ミソの回路の話

脳は電気信号を起こしたり伝達したり
そんな回路の集合体なのですね。

そんな脳が成長するには何が必要かというと
どうやらこれが
「失敗」
だそうですよ。

何かを判断したり行動したりするときには
その関連の回路に信号が流れるわけですが

失敗を経験すると
その後は、その時の回路には
電気信号が起きにくくなるそうです。

で、その数が増えていくと
優先順位が整理されてきて
直感的に正しい答えが出せるようになるんだそうです。

なので、失敗の経験を重ねると
いわゆる「勘が良い」状態になっていく。

まぁ、あるていど経験を積んだ人は
当然そんなことは分かっていて
当たり前といえば当たり前なのですが
なるほどね、って感じです。

ある程度経験を積んだエンジニアなら
図面を見たり、現物を見た瞬間に

「おや?」
と、違和感を感じたりしますし

逆に良い設計のものは
見た瞬間に「スッ」っと入る感じがある。
「うん、美しいね」
って感じかな。

という感じで、失敗の経験って
実はとても大事なんですね。
やはり若いうちにたくさん経験しておいた方が良い。

この経験が中途半端だと
いつになっても失敗を恐れなければならなくなります。

だって、避ける術を十分に知らないから当然です。

で、失敗を恐れて
そればかり考えていると
失敗の回路が活性化していくんだそうです。

そうなっちゃうと
本人の意思にかかわらず
失敗に向かって行っちゃうのですね。

失敗の数は恐るるに足らず。

だって成功のために必要だから。

その必要な失敗を経験していけば
いずれ成功に結びつくわけで
そこでの成功体験が
脳の成功回路を活性化する
ということになります。

夢中になって何かに取り組むとか
追い詰められるとか
そういう体験が脳ミソを鍛えていくそうですよ。

そんな経験の中で失敗しても
何も損しないどころか
凄く成長できるってことなんですね。