想像ができない そりゃそうかも でどうする?

最近は夢が無い若者が増えている
なんて話を何回か記事にしたと思います。

夢工房の活動をやっているような学生達に関しては
夢が無いというのは逆に珍しかったりするのですが
それとは違って
いや、違わないかな

未来が見えないというか
ちょっとした先のことが想像(想像)できない
という者は増えている気がします。

例えば
ある部品を設計しているのだけど
その部品をどのように作るか
どのように組み立てるか
どのように使うか
など

未来に起きることが想像できないというか
想像する他のが苦手だったり
そんなケースが増えている気がします。
もちろん全員ではないですが
確実に増えている気がします。

夢が無いというのは寂しいことですが
ちょっとした先のことが想像できないというのは
開発などを含め
仕事をする上では
ちょっとクリティカルかもしれません。

何でそうなるかという理由は分かっています。

何をするべきかとか
そのために何が必要かとか
それをやるとどうなっちゃう可能性があるかとか
その辺を考えて行動する経験が少なかったからでしょう。

言うまでもなく
親をはじめ、周囲がお膳立てしてくれたから
自分の代わりに考えて決めてくれたから
ということでしょうね。

もちろん
そういう環境で育てば
自発的に考えたり決めたりする能力が身に付いているはずはありません。

言われたことをやる
いわゆる「良い子」なら仕方ない気もします。
でも、仕方ないじゃ済まない。

うーむ、こりゃ困ったことだ。
まさに困難です。

でも恐らく
いや確実に
この困難に直面して解決するのが
学校でも社会でも課題となるののは間違いない気がします。

さぁ、でっかい宿題ができましたよ。

面倒なことに価値があったりするのだけど

面倒なことはやりたくないですね。
まぁ当然です。

面倒なことは「できない」ということにして
やらなくて済むようにしてます。
誰が?
自分がです。

今までやったことがないことをやるなんてのは
面倒なことに分類されやすいですよね。
今まで使ったことがないデバイスを使うなんてのが該当するかと思います。
例えばパソコンを使えるようになるとか
スマホを使えるようになるとか
さらに、そういうものを使って長文を入力するなんてことになると
実はとてつもなく面倒な作業なのですよ。

そういうのは高齢者には難しい作業だったりしますが
子供なんかはそういう面倒なことでも興味を持つと
たちまちできるようになったりしますよね。

そういうものに限らなくても
仕事で追い詰められればやるだろうし
結果としてできるようになったりします。

結局、嗜好とか興味とか
もしくは使命感とか
そういう感覚を持てれば色々できるようになるのでしょう。
結局は自発性とか主体性の問題だということになりますね。

今回のアメリカ遠征なんて
まさに好例です。

細かいメカで構成された
軽くて高強度のメカを作るなんて
ましてそれをコンピューター制御で動かすなんて
とてつもなく面倒なことです。

しかもそれを運用する環境は
遠いし言葉は通じないし
乾燥してるし暑いし寒いし不便だし
経験が無い者には過酷な環境でしょうね。
ちょっとした冒険ですもの。

でも、なんでそれができちゃうかというと
そういうのが好きとか、強い使命感を持っているとか
そんなマインドの問題だったりするわけです。

だからこそリスクを払ってチャレンジできる。

問題は、どうしたらそういうマインドになれるかということでしょうね。

でも、それは難しいです。

そんなマインドを持っていることについて
明確な理由なんてなかったり
定量化できる何かがあったりするわけではないので。

しかも、そういうマインドを持っている者、持っていない者は
双方が分かり合えません。

価値観が違っていて
向いている方向が違います。

なので「こうすればいいよ」とは言えないのですね。
どうせ言っても理解できないだろうし。

結局は
やりたきゃやればいいし
やりたくなければやらなきゃいいじゃん
ということになっちゃいますね。

チャレンジングなマインドの構築は
もちろん若いうちにやるべきなのですが
今の世の中、そういう機会はめっきり無くなっている気がします。

ま、そりゃそうです。
安心で安全な世の中を作ろうなんて思ったら
チャレンジさせられませんもの。

加えて、便利な世の中ならなおさらです。

色々言ってきましたが
これ、学生に対することだけでなく
彼らを取りまく年長者に対しても言えることです。

さて、ではどうしますかね?

今回アメリカで思ったこと

まずは自動車関連で思ったことを書いてみます。
こういうのって記録しておかないと忘れちゃうので。

ARLISSの遠征では、とにかく車で長距離を移動します。
打上げ期間中は、1日に320km程度の距離を毎日走りますので、毎日宿に帰ってきたら翌日のために必ず満タンにします。

アメリカのガソリンスタンドでは、各ポンプにクレジットカードの読み込み機が付いていますが、日本のクレジットカードは大抵使えません。
なので、店舗内のレジで先払いします。

その際は金額指定です。
「何番(ポンプの番号)に何ドルね」
という感じです。

2019年までは映画でギャングが乗るようなバンを使っていました。
フォードとかGMのデカいエンジンが載ってるヤツです。
まぁ、燃費が悪くてガソリンタンクがデカいのですが。
そのクルマで給油するときは、大抵30~40ドルで済んでいました。

今回は日産のローグというSUVです。
燃費は良いはずです。

で、最初に砂漠から帰ってきたときに
30ドルも入れれば余裕で満タンだろう
なんて思っていたので給油してみたら…

あれ?燃料計の針が上がらないぞ??

ガソリンが高かったのです。
今回はレギュラーガソリンで、1ガロンあたり$5.50くらいでした。
4.4リッターで790円くらいですね。
つまりリッターあたり180円程度ということになります。
アメリカは産油国なのに、何と日本より高い!

前回は2019年でしたが、その時の2倍くらいになっていたのです。
2019年時点だって、現地の人は
「高い!我々を殺す気か!?」
と言っていました。
さらにそれ以前はリッターあたり50円少々で安定してた気がしますので、その気持ちも分からなくもないですね。

ちなみに最近の日本のガソリン価格は、原油の市場価格が2倍とか3倍とかになっているのに大して変動していません。
これは政府の補助が入っているということ…でしたっけ?
日本のガソリン価格の安定性は世界的に見れば凄いことになっているのだと思います。

ちなみに、日本で軽油(ディーゼル燃料)はガソリンより安いですが、アメリカでは軽油の方が高いです。
ヨーロッパでもそういう傾向だったはず。
オーストラリアはどうだったかな。やはり軽油の方が高かった気がします。

今回は主にネバダのファーンリーというところにいたわけですが、前回同様プリウスはあまり見ないなぁと思いきや、その他の車種のハイブリッド車が多少いました。
でも、テスラはほとんどいませんでした。
Walmartのスーパーチャージャーにもテスラが停まっているのは一度も見ませんでした。

やはり地方ではピックアップトラックが多いですね。
しかもどんどん巨大化しています。

片やロサンゼルスではテスラを見かけました。
ただ、頻度に関しては東京よりちょっと多いのかな?という程度ですが。

あと、長距離を延々と走るにはセットすると一定速度で走り続けられるクルーズコントロールが便利なのですが、最近では前車との距離を一定に保つことができるアダプティブクルーズコントロールが一般化していると思います。
でも、借りた車は単に一定速度で走れるだけのシンプルなクルーズコントロールでした。
リノで借りた日産のローグも、カリフォルニアで借りたシボレーのマリブも。
アメリカではアダプティブクルーズコントロールはそんなにメジャーではないのかな?

まずはこんなところで。