大きな変化の時にどうするか

「大きな変化」は、世の中の変化だったり、自分自身の立ち位置だったり、もしくはその両方だったりしますけど。

そんなとき
基本的には、過去のやり方は役に立たない
従来のやり方のままではうまくいかない
当然ですが。

さて、ではどうするか?

もちろん
「どうしようかな?」
と考えるのは大事です。

そんな時、何に対して「どうしようかな?」かというと、それはもちろん未来に対してですね。
でも、大きな変化を迎えるということは、今までとは違う状況がやってくるのだから、今まで通りのことをやるわけには行かない。当然ですね。

なので、どんな未来がやってくるか
もしくは、どんな未来にしたいか
という想像ベースで考えることになります。

想像ベースなのだから、それは不確定で、正解が無い。
ここがポイント。

正解が無いのだから、考え続けても正解は出ないのですよ。
でも、正解に対して考える、というのが習慣化していると、正解が出ないと動けない、といったようなことになりがちです。

実は、この時点で大事なことを忘れていたりするのです。

それは、限られた時間内に、納得がいく状態にすることです。
それがゴールなのです。
答えが出ないからと考え続けると、実行する時間が無くなります。

そして、もう一つ大事なこと。
答えが無いことは、考えているだけでは分からない。
やらないと分からないのです。

ということで、「大きな変化」に対しては、よーく考えすぎてはいけないのですね。
時間軸を意識して、未来を想像して、アイデアを出して、即断即決で実行する。
そして、結果を検証して、次のサイクルに繋げる。
そのサイクルをどれだけ回せるか。
その辺がポイントでしょう。

何がどこまでできるのか

チャレンジするにしても
果たして何をどこまでできるのか?

限界は目に見えないので、どこまでできるのか、どこまで行ってしまって良いのか分からない。
チャレンジする経験が少なければ、なおさら。

若いうちは、失敗に対して敏感なので難しいことなのかもしれないけど、限界を知っておくことは重要です。
そして、チャレンジは限界を高めるためでもある。
なので、どんどんチャレンジして、試行錯誤して欲しい。

年齢を重ねるごとに、チャレンジの規模も責任も大きくなる。
もちろん柔軟性も低下していく。
なので、早期にチャレンジしておくのは重要なこと。
もちろん、そのチャレンジで限界に達しておくことで、後のチャレンジに対しても計画や見積もりが立てやすくなる。

理由はまだあります。

若ければ若いほど、やらかしたところでその影響も責任も小さいのです。
なので、早いうちに経験を積んで、限界を察知する嗅覚を養っておくのが大事。

それをやらないと、いい年して、とんでもないことをやらかしてしまうとか、もしくは全くチャレンジできなくなってしまうとか…
まぁ、つまらないことになりそうです。

とはいえ、教育の環境を考えると、むやみにチャレンジするのは難しいのだろうか。
でも、「だからこそ」ですよ。

難しい状態だからこそ、そこでのチャレンジが限界を伸ばすのですよ。
難しい状態だからこそ、そこにはチャンスがあるのですよ。

教育にはレースが一番

今日は某トップカテゴリーで活躍する某レーシングチームでレースエンジニアをやっている卒業生が遊びに来てくれました。

レースの世界は華やかだけど、そこには日本の産業界と言わず、日本の社会に共通する諸問題があるわけで
ああ、どこも困ってることは同じなんだなぁ
と実感しました。

人材の問題とか、技術の問題とか
色々あるのだけど、膨大な諸問題を解決する鍵は教育だな、というのが共通の思い。

で、やはり問題解決にレースは最適だと思いました。
もちろん、誰に対してもというわけではありませんが。

色々理由はあるのですが、端的に言うと

カッコよくても危ないので、真剣にやらざるを得ない
色々な意味でスピードが重要
他と同じことをやっていたら勝てない(価値が無い)

と言ったあたりが主なところ。

そしてその主要な部分を達成するためにやっていれば、その価値観が人生を構成するわけで。
まあまあ面白い人生になると思いますよ。

レースやって後悔したって話は聞いた覚えが無いですしね。