先進諸国はいずれもそうですが、オーストラリアもキャッシュの出番が少なくなってきました。
どのくらい少なくなってきたかというと…
自販機にコインの投入口が見当たらないくらい、です。
そもそも自販機の数自体が日本に比べれば少ないですが、2年前はまだ見かけることがありました。
しかし、今回はほとんど、というか、全く見なくなりました。
空港くらいは帰国者からコインを回収するために自販機を使ってるだろうと思いきや、コインが使える自販機は見当たらず。
まぁ、クレジットカードの利用率が上がれば、自販機のメンテナンスはかなり楽になるでしょうし、インフラへの投資も減少するわけで、メリットはあるのでしょうね。
この自販機ネタを考えているときに、前職でイギリスのエンジニアと話をしたことを思い出しました。
彼は
「日本は自販機がいっぱいあるんだな。
特に屋外に沢山あるのが信じられない」
と言うのです。
なんで？と聞いたら
「もしオレの国の屋外に自販機があったら、あっという間に盗まれちゃうよ。
だって、箱の中にアイテムとキャッシュの両方が入ってるんだぜ。
そんなオイシイ物を悪党が放っておくわけないだろう。
トラックで横付けして、バーンと倒して走り去れば仕事完了だ」
ですって。
なるほどね。
ともかく以前にも増して、ほとんどの買い物はクレジットカード決済で済みます。
写真はオーストラリアのコイン。
金色の小さい2ドルコインは実にキュート。1ドルコインより小さく厚いのです。
1円玉より一回り大きいくらいで重量感があります。
泊まった安ホテルのランドリーはコインのみ対応だったので、買い物時に意識的にキャッシュを使って集めていました。
ホテルのランドリーは夜9時に閉まってしまうことが判明。
日々のイベントから帰った時刻では、十分な時間が無かったので、近所のコインランドリーを使いました…コイン使えませんが。
壁に取り付けられた液晶画面、これがキャッシャー。
この画面で、どの機械を使うかを決めて支払います。
クレジットカードのみ対応可能です。
ホテルのランドリーでは、5ドルで洗濯、5ドルで感想でしたが、24時間営業のここは、洗濯と乾燥の合計額が20ドルくらい。
この施設、24時間営業のコインランドリーと、カーウォッシュと、ドッグウォッシュ（犬を洗う施設）が合体しているのです。
飲食店もありました。
ホテルのエアコン。
この手の小さいのは、大抵古いです。
そして、安い宿とか古い宿ではこのタイプが多いです。
良いとか悪いとかではなく、初めてオーストラリアに来たときは、こういったタイプばかりだったので、懐かしいなぁと思うのです。
モノにもよりますが、動作音が大きいことが多いです。
「ドン！！ブオオオオオオ！」
って感じ。
「おお、コイツもか！」
って感じで微笑ましいです。
これはそんなにひどくなかったかな。
最近は、日本の家庭用エアコンと同じタイプが増えました。
メーカーは、三菱、富士通、ダイキンあたりがメジャーです。
オーストラリアに限らず、世界的にも日本製のエアコンは人気の模様。
昔から今に至るまで、宗教間での争いは絶えません。
争いそのものはともかく、オーストラリアは各種宗教には寛容なのではないでしょうか。表面的には。実情はよく分かりません。
立派なモスクがありました。ムスリムの人は以前に増して増えています。
我々が泊まっていたホテルは、難民の居住施設としても利用されていたようです。
アフガニスタンの人が多かったかな。
アフガニスタンと言えば、オーストラリア中央部の開拓に協力した歴史があるので、そういった関係もあるのでしょうね。
ホテルでの食事の模様。
毎回こんな感じで流れ作業のセルフサービスです。
パン2枚と具材を1セットとして、一人2セットが1食です。
物価は日本よりはるかに高いです。
ペットボトルのソフトドリンクは、1本4ドル以上、イベント会場では7ドルです。
その環境で、1食あたりのコストを日本よりはるかに低く抑えているのは立派です。
オーストラリアはハエが多いです。
黒いユニフォームなんか着てるとたかってきますね。
もちろん、屋外の食事の時も容赦ありません。
まぁ、ある程度は慣れちゃいますけどね。
サーキットの敷地内に、何やらズラッと並んでいます。
ナイター用の照明装置ですね。
照明設備のLED化に伴って不要となった放電灯とトランスです。
こうして見ると凄い量です。
ということは、消費電力はかなり低減できているのでしょうね。
ちなみに、オーストラリアの電力は自国産の石炭による火力発電がメインです。
そこに太陽光発電などの再生可能エネルギーをミックスしています。これには当然、巨大な蓄電設備が必要になるわけで、巨大な蓄電設備も建造されています。
以前は太陽熱発電も見ましたし、なかなか先進的なチャレンジをする国だという印象です。
ショッピングモールを歩いていたら、本屋さんを発見。
マンガコーナーはかなりの面積がありました。
やはり日本のマンガの人気はかなりのものです。アメコミも頑張っていますが、面積的には日本のマンガの5分の1以下といったところではないかな。
今回は、以前に増してよく分からないクルマが増えました。
どういうことかというと、単に日本の市場では見かけないクルマが増えたということです。
かつてオーストラリアでは、地元のホールデンをはじめ、フォードやトヨタ、ミツビシなどが現地生産しており、それらの工場は全て撤退してしまったものの、それらのメーカーのクルマが引き続き市場を占有していた感がありました。
しかし、今では様々な…というか、日本にいる我々には馴染みのないメーカーのクルマが増えています。
筆頭は韓国のメーカーのヒュンダイ（今はヒョンデと呼ぶのかな？現地では「ハイユンダイ」みたいな発音で呼んでます）とキア、これらは以前から多かったのでｓが、さらに増加して、チャレンジングなモデルが投入されています。
下の写真の2台は、チームで大会後に使ったキアとヒョンデのフルサイズSUV。
レーンキピーングなど付加機能モリモリで、なかなか良くできています。デザインも攻めてますよね。
他に「ありゃなんだ？」と思うのは、大抵中国のメーカーだったと思います。
残念ながら写真はありませんが。
話題のBYDもボチボチ見かけます。
あとはアメ車。マスタングとかピックアップトラックとかは結構見かけました。
それらの全ては右ハンドルです。
というのも、左ハンドルの新車は登録できないからです。
なので、クラッシックなアメ車の右ハンドル車が走っていたりします。
下の写真は走行中に見かけて気になった施設。
巨大なクレーンですね。
恐らくこれは、コンテナを搭載するための設備だと思うのですけど、突然壮観な設備が現れたので気になりました。
隣の高圧線の鉄塔も面白い形をしていますよね。
こういう設備って、国によって結構違いがあって面白いです。
下の2枚にある、ポールの上に載っているのは交通取締用のカメラです。
速度取り締まり用のスピードカメラとしての機能を持っているかは分かりませんが、信号無視をした車両に対しては反応していたようです。
オーストラリアでは、運転中のスマホ操作に対して高額の罰金が科されるようになったそうです。
噂によると、スマホ操作を感知するためのカメラが設置されたとか、されるとか。
イギリスでは、至る所に監視カメラがあって、バス専用レーンを走行した場合でも自動取り締まりされます。
自動速度取り締まり機の検知速度に関しても、欧米の先進国の多くは、10%程度の超過で反応するケースが多い気がします。日本よりずっと敏感です。
ちなみに、オーストラリア、というかこの場合はビクトリア州の、と言うべきでしょうが、法定速度は…
日本の国道クラスの道路では、70～80km/hで、市街地の狭い道は40km/h、ハイウェイは、100～110km/hといったところです。