ジェネラリストで行こう

将軍になろう!
という意味ではありません。

狭い領域を深掘りする
スペシャリストの反対です。

日本の学校でお勉強していくと
大学に進学すると専攻が決まります。

つまり、ある特定分野に絞ってお勉強することになります。

工学系だと、特定の材料とかシステムとか
そういったものを選んで学ぶことになるのです。

専門家になる
これは特定の領域に力を集中できるので
成果を残しやすいというメリットがあります。

そもそも、我々の文明だって
専門家がいたから発展できたのです。

昔々、一人で食料を調達して、家を作って、衣類を作って…
と、色々やっていたら
それぞれのレベルを上げるヒマなんてありません。

でも、狩猟や農耕やものを作る専門家が現れれば
それぞれのレベルを挙げることができます。

それが仕事を専門化した専門家の存在価値です。

さて、この専門家のパフォーマンスを
さらに向上するには
どんな方法があるでしょうか。

ひとつは、より専門性を尖らせることです。
さらに領域を狭めて、さらに深く掘る。

余計なことを潔く捨ててしまえば
その分他のことができるのです。

例えば
日本古来の文化や習慣などを捨て去れば
その分、他のことに労力を割くことができます。

ゲームとか、ネットとか…

冗談はさておき

専門性を尖らせれば尖らせるほど
周辺が見えなくなったりします。

例えばの話ですが
複数の分野にまたがってコーディネートするとか
そういった能力は低下する可能性があります。

例えば、自動車に限らず
複数の構成要素からなる製品開発の現場では
専門家は沢山いるのだけど
広い範囲を見られる人
いわゆるジェネラリストが不足している
という話を聞きます。

要素は作れるけど
製品を形づくることができない
と。

そういう経験をしてこなければ
そうなるのも仕方ない気がします。

個人主義で
利己的な考え方をしていて
ゴールやビジョンを持たずに
指示に忠実に従うような経験しか無ければ
そりゃ、そうなるしかないでしょう。

と、悲観的なところで終わりにはしません。

ここまで見えたら答えが出たも同然。
やるべきことは…

それをひっくり返せば良いのです。

簡単じゃん。

電気の時代がやってくる 2024年版

一時はかなり盛り上がったEV(電気自動車)ですが、最近ではだいぶ様子が変わっていましたね。

エネルギー密度にまつわる重量の問題や、コストや充電時間の問題など、基本的なところに関しての問題は当初のまま…それはもう、100年前から変わらないわけですが、ここに来て新たな問題が露呈してきました。
…と思っています。

現状、中国は相変わらずEVでイケイケ状態のようです。
対して、欧米では一頃の盛り上がりが見られません。

そこでは何が起きているのでしょう?

以下は私の予想です。

バッテリーの原料は、いわゆる発展途上国で採掘されます。主にアフリカとか南米ですかね。
人件費が安いので当然です。
その採掘現場でも、色々問題があるようですが、ここでは細かいところに触れるのはやめましょう。

そして、採掘した原料を精製したり、それを使ってバッテリーを生産する国は限られていて、中国が最大のシェアを握っています。

欧米と中国の仲が悪くなれば、バッテリーが思うように使えなくなる可能性があります。

自動車の多くがEVにシフトした状態で、ある日突然、バッテリーの価格が急上昇したり、手に入らなくなったら、それはもう大変なことになります。

いわゆるエネルギー安保の観点から、EVシフトは妥当では無い、という判断は働いているでしょうね。

そういったこと以外にも、世の中は問題だらけなようです。
そして、我々が入手する情報は、今やフェイクなのか正しいのかすら良く分かりません。
そもそも、ひとつの事象に対して色々な見方ができるのに、特定の見方をした情報源に頼っている時点で、正しく物事を見られているのかは怪しいものです。

世の中気になることだらけなのですが、我々は雑音に惑わされることこと無く、やるべきことをやるべきなのでしょうね。

その「やるべき」というのは、「己が信じること」です。

やってみなけりゃ分からない…のだが

そりゃそうです。

でも、多くの学生達は悩みます。

「分からないからできない」
と。

今回は、これに関するお話しです。

夢工房の学生達は
毎年クルマを作ります。

燃費を競うとか
速さを競うとか
まぁ、色々ですが。

で、色々考えて決めなきゃいけないのですが
その時に

「今の自分が知っていることや
できること(手段・方法)はこうだから
それでいく」

とすることがあります。

特に理系の、技術系の学生は良くやります。
だって、技術(=手段)好きですから当然です。

これ、一見良さそうだけど
ダメです。

なぜでしょう?

彼らが作るのはコンペティションのためのクルマです。
目的とか目標があります。
つまりプロジェクトのゴールですが。

「今の自分が知っていること(手段・方法)はこうだから
それでいく」

とやると
ゴール到達のための手段を先に決定する
ということになります。

「え?何がダメなの?」
と思うでしょう。

手段を固定してしまうと
それによって得られる結果も固定されます。

その手段が、ゴールに向いていれば良いのですが
大抵はそうではありません。

今現在の自分が知っていることや
できることをやっただけですから。

そのやり方を超ハードにプッシュししても
ゴールには到達できないでしょうし

そのやり方で
数百回繰り返しても
結果はあまり変わりません。

だって、今現在できることを何回繰り返したって
「できること」は大して変わりませんから。

まぁ、そういうのも
やってみれば分かるので
それでもまた勉強ではあると思いますが
時間がもったいないですね。

というか、そんなことしていたら
思考停止するか
心が折れるでしょう。

ビギナーは、とかく経験することが大事なわけですが
その時に大事なのは

今できることをやる
ではなく

ゴール達成のためにチャレンジすることです。

上位概念のゴールを決めて
そのためのコンセプトを決めて
そのための戦略を決めて
用いる手段を決めて…

これらは全て仮定であって
正解ではありません。

だって、まだやっていないのですから。

ともかく
ここまでのワンセットを決めたら
最下層の「手段」をやってみる。

ここで
「やってみなけりゃ分からない」
の発動です。

もちろん、やってみても
望み通りの結果は得られない可能性があるけど
分かることはある。

それによって、必要とあらば
手段を変更したり
上位の方の概念を修正したりする。

その辺のグルグルに手間と時間がかかるので
ビッグなゴールに到達したければ
早く動く必要がある
ってことです。

おっと
その際はアウトプットも忘れないように。