早くひっくり返れ

文明が発展して
色々満たされて…

堕落する

そんなサイクルをグルグル回しながら
我々人類は生きてきたわけですが

今はどうなんでしょう?
どんな位置にいるのでしょう?

というのが日頃気になっているのです。
このブログでも何度か記事にしているように。

安全、安心を求める欲望があるけど
それは、ある程度根源的な欲求が満たされた末の
オマケみたいなもので
高い技術とか意識とかによって実現されます。

それを求めるレベルに達していると
恐らくすでに失っていることがあって

それを求めると
反対に失うものもあったりするはず。

分かりやすいところでいくと
近年の電化への動きです。

本当に、それはエコなの?

そもそもエコってなんなの?

地球の環境を「良くする」って
果たして誰のためなの?

我々が良い暮らしをしながら
地球環境を守るって
そんなの本当にできるの?

疑問は尽きません。

環境問題だって
色々な論があったり疑惑があったり

今や何が本当なのか分かりません。

で、そんなのに思い悩んでも仕方ないと思っています。

もちろん、環境を改善するというのは
とても大事なこと。

できることを
できる範囲でやりましょう。

あとは、自分のミッションですよ。

自分が信じたことを一所懸命やるしかないのです。
大したことはできないかもしれないけど
だからといって何もしないってのは
あまりに残念
というか
面白くない。

そのうち今の
何を信じたら良いか分からない現状が
ひっくり返る時が来るでしょう。

ひっくり返るその瞬間を楽しむためには
考えながら待つのではなく
考えながらやる
それしかないでしょう。

「やらない」中からは何も生まれませんから。

今の状態は、時が経たないと評価できないけれど
評価できる時になってしまったら
この現状は変えられない。

だったら
ヘタに賢い人ぶって講釈をたれてるのではなく
できることをやるべきです。

おぉ、自分で言っておいて耳が痛い(笑)

反省はしてもいいけど
後悔はしないように。

とりあえず、やってみたらいいんじゃないの

新入生が徐々に大学に馴染みはじめるこの時期
夢工房には一定数の新人君が飛び込んできています。

そして、少し間を置いて
迷っていた新人君達の悩みが見えてきます。

これがお決まりのパターン。

面白そうだけど…
大変なことや
大きな労力を払うのは抵抗がある

そんな悩みを授業後に聞いたりします。

分かる分かる。

何か凄く大変なことを
やらされちゃうんじゃないかって。

すでに動いている連中は
楽しそうに夜までやっているのですが

それが強制力で拘束されているように見えるようです。

自発的に何かをやって
夢中になったことがないコは
そういう心配をするでしょうね。

「やる」

「やらされる」
の違いが分からなかったりして。

ただ、夢工房の場合は
基本的には自発的にやるのだけど
サポーターやスポンサーのお陰で活動できている側面もあるので
そういった方々のためにも頑張らなければならない。

そういう責任はあります。

そうしないと
好きなことを全力でやり続ける環境が手に入りませんし

そもそも全力じゃないことが面白いのか
ってのもありますけどね。

こういうのを授業でやっちゃうと
いつの間にやら「やらされ君」になっちゃって
気付いたら最低限のことをやろうとしたりします。

クラブ活動でやっちゃうと
やるもやらないも自由で
いつでも、やらない自由を発動できます。

自ら果たすべきミッションがあって
そのために努力する
なんてのは
社会では、ごく当たり前ですが
学校でそういう考え方で何かに取り組むという経験は
なかなかできないのかもしれません。

夢工房に真っ先に飛び込んできても
楽しいことの表面だけ味わいたいのであれば
当然、続かないこともあるし

迷った末に入ってきて
気付きを得てのめり込んでいく者もいる

活動の内容が
性に合うとか合わないとか
そんなこともあると思います

入った後に辞めちゃっても良いのですが
(本当は続けて欲しいけど)
その後だって何かに気付くこともあったり

この部屋の経験を活かして
何かに取り組んで成果を上げたり
そんなふうになってほしい。

この部屋の存在意義は
見た目より大きい…といいなぁ

そうありたいなぁ

常日頃思っています。

バイクに乗ると脳が活性化する

ずいぶん前に
そんな研究結果がありましたよね。

サラリーマンやってるときの通勤で
職場までの道が激しく渋滞していました。

車だと1時間近くかかるのですが
バイクだと15分くらいで着いちゃうので
よくバイク通勤してました。

すると、朝イチから脳がギンギンになって
仕事がはかどるはかどる

そんなことがありましたね。

確かにバイクに乗ると脳は活性化します。

バイクは危険な乗り物

確かにその通りで
車に比べるとやることが色々あって
その割にタイヤが二個しかないもんだから
基本的にアンバランスでリスキーです。

だからこそ
表層心理も
深層心理も
五感も
フィジカルも
想像力やら経験やら
あらゆる能力を総動員して運転します。

とはいえ、別にそんなに必死になっているわけではないのですが。
…なってる人もたまにいますが。

そんなリスキーで面倒くさいバイクだからこそ
得られることや分かることがあったり

そういうトレードオフが効いていると思うのです。

世の中、何でもかんでも
安全で安心で
便利で快適になっちゃったら
脳は退化するでしょう。

だって、活用しなくて良いのだから
高い性能を発揮する必要ないですものね。

皮肉なことに
科学技術の進歩というのは
安全で安心で
便利で快適で
リスクフリーな方向を目指して進歩してきた側面が大きいですよね。

なので、進歩すればするほど
それを享受するだけの者は退化してしまうでしょう。

しかし、テクノロジーを供給する側は
常に進歩を求められる。

テクノロジーを供給する側を目指す若者には
何が起きるかというと

享受する側から
ある日突然
供給する側に回る必要があります。

そんなの急に切り替えるなんて無理でしょう。

で!
その狭間である大学は
どうあるべきなのかな?
というのが継続的な課題なわけですね。

もちろん、テクノロジーを供給するなら
テクノロジーの知識やスキルが必要でしょうが
享受する側のマインドで
そういうものを持っていたところで
十分に役に立つということはありません。

例えば

住宅について豊かな知識を持っていても
大工さんにはかなわないし

お肉について良く知っていても
動物を上手にさばけるわけではない。

そんなことです。

知っている

できる
の違い。

クルマで言うと

ムチャクチャ詳しいカーマニアが
必死に自動車工学を勉強したって
クルマを作れるわけではない。

どんなに力学ができて
良い図面が描けて
工作機械を上手に扱えてもダメでしょう。

高いモチベーションを持って
実際にやってみたヤツには敵いません。

あとはクリエイティビティですね。
これは大好きなことを「やって」いないとダメでしょう。
「やらされて」いたら創造性なんて発揮できませんから。

何かずいぶん話が発散してしまいましたが
これは最近バイクに乗る機会が減っているから
元々パフォーマンスの低い脳の状態が
さらに不活性になっているからだと思います。
これはマズイ!

なので、梅雨に入る前にバイクに乗りたいなぁ
なんて思っていたりするのです。