自動成功法

何とうさんくさいタイトルでしょう!

お世話になっている
ある先生から言われたことで
これはもう
ずーっと前から気になっていて
自身でも色々実験しているテーマで
今まで何度か取り上げてきたことでもありますが

何かをうまくいかせるとか
思い通りに何かをするには
深層心理が重要なのだ

ということです。
無意識とも言いますし
癖とか習慣とも言えます。

日常、生活しているときに
やっていることの大半は無意識によるもので
これが意識的に行動するときの内容や
その結果を左右しているのは明確です。

しかしですよ
いかんせん
無意識は意識していないから無意識なわけで
一体どうしたものやら
という感じなんですけどね。

でも答えは簡単で
意識的な行動を繰り返して
習慣に落とし込む
習慣を上書きする
これだけです。

理想の行動が習慣になっちゃえば
それが「自動的」に日々実行されるわけですから
自動的にうまくいっちゃうんです。
凄いでしょ。

これ
いわゆる修行ですね。

そうです。
修行なんです。

希望と一定期間継続する熱意があれば良いのです。
シンプルです。

「自分がなりたいようになれる」
わけなのですが
意外と多くの人はやりません。

何でなんでしょう?

そりゃ面倒くさいからですよ。

皆さん
習慣については
小さい頃から言われていたはずです。
「~しなさい!」
って。

で、うんざりしてるんじゃないでしょうか。
言われていることはもっともなんだけど
やる気になれない。
これが積み重なって今に至っている。

なので
やれば良くなることは分かっているけど
やらない。

良くなることをやるよりも
変えないことを選んでいる
ケースが多いのです。

外発的な動機でやらされちゃった経験が
自発的な改善を妨げてるんですよ。
もったいないですよね。

それに加えて
生き物の生存本能とかも影響しているのでしょうね。

ちなみに
どこかの学者さんが実験した結果
だいたい
21日間(3週間)継続すると
その行動は習慣として定着する
という話を聞いたことがあります。
大事な数字だけ覚えていて
出処などの詳細は忘れちゃってるんですけどね。

試してみても損は無いので
ぜひやってみて下さい。

もちろん即効性はありませんが
結構、良い結果が出ますよ。

クルマはまだまだいけますよ@大学

今日はオープンキャンパスでした。

コロナウイルスの影響と気温の高さもあって
人の入りはボチボチといったところでしたが
私の研究室には結構多くの来場者がありました。

「東京電機大学」とは言うものの
ここは埼玉の鳩山キャンパスです。

ウチは自動車通学が可能ということもあり
車好きの入学希望者が結構集まるのです。
ありがたいことです。

若者の自動車離れ
なんて言われたりしますが
自動車と離れて生活が成立するのは
公共交通機関に恵まれている
都市部に住んでいる人だけでしょう。

地方に行けば
車が無いと不便だったり
生活が成り立たなかったりするわけで
そんな所に住んでいる若者達は
幸か不幸か車やバイクの面白さに
目覚めてしまったりするケースも
まだまだ多いのだと思います。

車好きの高校生と話をして思うのは
比較的元気なコが多いということですね。

電子工作が好きだったり
要素に興味を示したりするコは
相対的に線の細い感じがする場合が多いです。

若者の自動車離れ
全体的に見れば
それが現実なのかもしれません。

でも実は
そんなに悲観していません。

自動車業界が無くなってしまうことはないでしょうし
そんな中で自動車業界を志す若者は
モチベーションが高いコが残るわけですから。

なので、絶対数が減少しても
元気なチャレンジャーが集まる大学になれば
何ら問題は無いわけで
むしろ今がチャンスだとすら思っています。

こういう状況も
我々のモチベーションの源泉になっているわけです。

さて、明日も猛暑の中でオープンキャンパスですよ!

勝負はアイデア つまり人そのもの

自動車メーカーでは
彼我比較(ひがひかく)と称して
ライバルメーカーのクルマを徹底的にバラして
細部まで比較検証します。

前職で、自動車の開発をしていた時は
ドイツの某メーカーの小型乗用車のボディをぶった切って
内部を見たことがあります。

新車をバラしてぶった切っちゃうんですよ。
ゴージャスですよね~。

メーカーが異なるだけでも
設計の考え方は大分違うものですが
国が変わるとなおさらです。

板の重ね方や溶接の仕方
「あ、コレやっちゃって良いんだ?」
とか
「ここまでやるんだ。すごいな~」
みたいな発見があって面白かったですね。

各メーカーが拘っているところは
ぶった切ると大抵分かります。
一般的な構造と違うから。

組み立てやすさとか
衝突時の力の伝達とか
そんなところの工夫を見るのは
他メーカーのエンジニアの
頭の中を覗いているようで楽しかったですね。

自動車の設計って
基本や法規に基づいて
作っていく建築などと違って
構造からアイデア勝負ですから
よその製品を見ると発見が多いのです。

メーカーのプレスリリースを見ても
技術資料を見ても
細部までは分かりません。
やっぱり現物をバラさないと。

もうそういう現場から離れて20年も経ちます。
最近はどうなっているのでしょう。
各社どんな工夫をして
どういうところに拘っているのか
とても興味深いところです。

対して
学生が作るものだって
場数を踏んで視野が広がれば
それなりに拘りを持ったものができてくるものです。

でもやはり
そうなるにはそれなりの時間が必要なわけで
学年が低いうちからガンガンやらないと
それなりの領域には行けないでしょうね。

面白いのは
夢工房でレーシングカーをつくっている連中は
活動発足当初に打ち立てたコンセプトを
いまだに大事にして
新しい解釈をしながら
世代を跨いで追求を続けていることです。

いい加減、違う方向性もうやってみたら?
と言いたくなることもありますが
彼らにとっては
まだまだ「やり代」があるようで
本質の部分を守りながら
新しいアイデアを入れ込んで
性能の過激化を狙っているようです。

活動立ち上げ時のメンバーが
いかに凄いことをやったのかというのは
20年経った今だからこそ実感するところです。

彼らのアイデアを
20年経ってもしゃぶり尽くせないのですから。

現役メンバー達
「初期のメンバーのようにやりたい」
って言いますからね。

今年のイベントはどうなるか分からないけど
今作っているマシンが形になるのが楽しみです。