優位性の話

レースやってるので
「勝つために」
とかしょっちゅう考えてるんですが

そんな表現ばかりだと
あまりに尖りすぎていて
ブログのネタとしては汎用性がないので
「優位性を持つために」
とでも言い換えてみましょうか。

ネタは就活でもなんでも良いのですが
優位性が必要となるシーンで
多くは何をするか?

大抵は、周囲を見回して
何かイケてるものが無いかを探します。
大抵の場合、皆がやっていることをチョイスしたり
もしくは
権威を持つ者が発信する情報に従います。

…って、ちょっと待った!
誰かがやっている事をやったら
優位性無いんじゃないの?

その通り。

でも、それまでの教育課程では
他人と違ったことをやると
怒られたり煙たがられたり
という状況だったので
急に人と違ったことをやるなんて
そりゃ無理というもの。

それに、評価基準が
合っているか
間違っているか
の2つなので
優位性って何?点数高いってこと?
ってなもんでしょう。

なので無難なやり方を取っちゃいますよね。
マジョリティから離れたくないし
間違えるのは怖い。

それに、面倒を見る側にしても
想定の範囲内でやってくれた方が
ハンドリングしやすい。

私なんかは、想定外のことをやってくれると
嬉しくなっちゃいますけどね。
結果はどうであれ。

これは、頭が良いだの悪いだの
ではなくて
大抵はそんなもんですよ。

多くは群れに従う。

人だって他の動物だって
そうやって生き抜いてきたのです。

群れに従うメリットは
結構ありますよね。
こんなの考えるまでもない。

でも、中には
群れに従わない変なヤツがいて
そんなのが、たまに役に立ったりするんです。

環境が大きく変わるときなんてのは
まさにそういう状況なのではないでしょうか。

群れに従うか否か
どうしたいかは自分自身に
聞いてみたら良いでしょう。

ただ、何でもかんでも
群れから外れていたら
ただの厄介者になっちゃいますけどね。

で、結局
優位性って何なのかって?

それを言っちゃぁおしまいよ。

どこへ向かうにしても

我が国の政府が
新しい資本主義を実現するとのこと。

私は経済も政治も詳しくありませんが
人が作ったシステムに
寿命があることくらいは理解できます。
今の資本主義だって
そんなに古いものではないわけで
100年とか200年とかそんなものなのでしょう。

自分が生きているうちに
世界規模の疫病に遭遇するとは思いもしませんでしたが
資本主義の変容も経験できるとは思っていませんでした。

個人的には
まだ乗ったことがない
ヘリコプターと
潜水艦にも乗ってみたいし
宇宙旅行もいいなぁ
なんて思っています。
死ぬまでに実現するのだろうか。
あ、全然関係ありませんね。

さて、社会の構造が変わったりすると
人に求められるものも変わってくるでしょうね。

表面的には。

どういうことかというと
すでにお分かりの通り
コンピューターにまつわる技術は
凄い勢いで発展しています。
AIだの自動運転だの。

そういう変化に伴い
求められる技術が変わるわけです。

もちろん本学のような
次世代の技術者を育成する
というミッションを持った学校は
そういった変化に対応する
ニーズに応える必要があるのですが
果たしてどのように対応するべきなのか。

社会が大きく変化していって
新しい技術
すなわち自分にとって
未知の技術と付き合う必要がありますが

大学の教員は研究者でもあるので
自らその新しい技術に
学生と共に向き合えば
それはそれでOKなのです。
研究ってそういうものです。

さて
「技術」というのは
戦略的な考え方をする場合
最も最下層の「手段」に相当します。

最下層 という表現を使いましたが
別に技術を軽視しているわけではなく
上位には
その技術を用いて実現したい何か
つまり「目的」がある
ということが言いたいのです。

ぶっちゃけ
その目的を達することができるなら
どんな技術でも良いわけなので
新しい技術が現れたときは
色々と出現しては淘汰されていって
最適化されたり効率化されたりするわけです。

というわけで
これから世の中が大きく変わる
という状況になると
広い視野を持って
目的に合わせて
色んなことをやる必要が出てくるでしょう。

おっと
色んなことを「知る」ではないですよ。
知るのは大事ですが
知っているだけでは何も起きませんから
「やる」です。

未来はどうなるか分からない
というか
どうするのも自由です。

ひょっとしたら
どうするべきかなんて誰も分からない
どうなるかわからないけど
とにかくやらなきゃ!
という状況になるかもしれない。

であれば
折れない心とか推進力とか
面白さを自ら作っていく姿勢とか
技術を「駆動する」心の部分が成長しないことには
どんな技術を身に付けようと使いようがありません。

これ、今回のコロナ禍で
見えてきた気がしませんか?

「知」は大事ですが
それだけでは何も起きない。
「心」が無いとどうにもならんですね。

そのあたり、夢工房の連中は
この2年間でピンチをチャンスに変えて
うまいこと成長できた気がします。
まぁ、ここからが勝負所ですが。

変われるのか

学校にいると
人の能力がどのように伸びるのか
が分かって面白いです。

ちなみにこれ
いわゆるお勉強だけの話ではありません。

人はどうすれば伸びるのか
という決まった答えがあったら
とても楽な反面
とてもつまらないでしょうね。

そういうのは
人によってそれぞれで
時と場合によっても変わってくるでしょう。
担当の教員が私じゃなくて
もっと優秀な先生だったりしたら
また話は違ってきますし。

人は色々な能力を持っていますが
興味深いのは
果たして伸ばせない能力はあるのか?
それはどうにもならないのか?
ということです。

各人の持つ特性とか性格とか
そういったものが
大きく関わってくるのはもちろん
やはり
「変われるのか」
というのが鍵になるでしょう。

これは
どういった考え方・やり方をすると
どういった結果になるのか
という
「原因と結果の法則」
みたいなものですが

ある特定の能力が伸びない原因は
考え方
にある場合が多いですね。

なので
今の考え方を変えずに
「足し算」
みたいなやり方では
どうにもならないことがあります。

単に何かが足りないなら
「足し算」
で良いのですが。

例えば
以前投稿した「視座」が固定されたまま
つまり考え方が固定されたままでは
見えないこともあって
その場合は、足し算してもどうにもならない。

「変われば良いじゃん」
と思いますが
どうにも難しいことがあります。

必ず理由はあるのでしょうけど
それは本人にも分からなかったりするのです。

そんな現状の考え方を
どうしたら変えられるのか?

もちろん外力では変えられません。

こんなの簡単に分かったら苦労しないのですが
大変興味深いテーマの一つなのです。

え?
もっと自分の能力を伸ばしてから
偉そうなことを言えって?

仰るとおりでございます。