クジ引き人生からの脱出方法

「言われたことをやる」
という行動原理は受け身で
「消極的」ということです。

受け身だと境遇に甘んじるしかないのは当然で
自分に降ってくるものを受け止めるしかありません。

自分に降ってくるものは
良いこともあれば悪いこともあるでしょう。
その確率は、自分以外の要因で決まる
クジ引きのようになってしまいます。

仮にその確率が一定だったとしましょう。
すると、経験できる良いことの数は
自分に降ってくるものの数に対する確率に準じた数しかありません。

良いことの数を増やそうとしたら
自分からアクションを起こして
事象の数を増やせば良いのですね。

降ってくるものを受け止めるのをやめて
自分から掴みに行きましょう。

もちろん一時的に良くないことの数も増えるでしょう。
経験の数自体が増えるのですから。

でも、数を重ねることによって
その経験を活かせるようになるから
それによって確率を変えることができます。

でも、受け身(消極的)でいる限り
数も確率も変えることはできません。

それで良いのか嫌なのか
嫌ならどうするのか
ってとこですね。

基本的には

前向きに明るく
早く(速く)いっぱいやりましょう

つまり「積極的」にいきましょう
ということです。

これでうまくいきます。

フレキシビリティ

前回は大艦巨砲主義を例に挙げましたが
言いたかったことは
フレキシビリティ(柔軟性)は大事だよね
ということなのです。

実は大戦時、大艦巨砲主義は根強かったのですが
その一方、日本の航空技術はかなり進んでいたのですけどね。

さて、フレキシビリティが大事なのはなぜかというと
世の中何が起きるか分からないからです。
それはもう、自他を含めて。

何が起きるか分からないのに
あらかじめセットしたゴールに到達したいなら
その状況に応じてやり方を変える必要が出てきます。
ゴール達成のためなら手段に拘る必要はないのです。

でも、変化には勇気が必要です。
そのための労力も必要になるでしょう。

過去の成功体験があれば
それはリアルな実例であって
その通りになって欲しいという願望どころか
そうなるはずだという思い込みを強化します。
自らあえてそれを否定するのは難しいでしょう。
(成功体験は心を支えてくれますが
具体的にそこに拘りすぎると危険です)

いわゆる一般論があったとしたら
それが安全で確実という先入観があるでしょうから
それを疑って変化させるのは難しいかもしれません。

さて
「言われたことをやる」という経験ばかりだと
フレキシビリティは発揮できません。

「言われたこと」が手段であり目的化しているので
遠くにあるゴールは見えていません。

なので、手段を固定したいという考え方に
場合によっては手段のためにゴールを動かす
ということになりがちですよ。
というお話しなのです。

学校教育で得られたことをベースに
言われたとおりにものごとを構築していくということになると
与えられた手段を選択的に構築することになります。

すると、できあがるものは
「こうなっちゃいました」
となるでしょうね。
そこに本来のゴールはありません。

ただ、フレキシビリティを発揮するには
そのための材料が必要です。

なので、日頃アンテナを張って情報収集するとか
色んな事をやってみる
なんてことが効いてくるのです。

学校での勉強は
本来そんなふうに材料として使うもので
それそのものが何かを成す
なんてことはそうそうありません。

こんな事を説明すると
勉強ができるのと仕事ができるってのは別だよね
というのが理解してもらえるのではないでしょうか。

大艦巨砲主義って知ってるかい?

最初に言っておきますが
今回の話の核心は戦争ネタのようで戦争ネタではありません。

かつて日本はロシアと戦争をして勝ちました。
日露戦争です。

陸上での戦いも、海上での戦いもありましたが
日本の海軍の戦いは有名です。

この頃は、デッカイ戦艦にデッカイ大砲を積んで撃ち合って勝敗が決まる時代でした。
そういうのを大艦巨砲主義(たいかんきょほうしゅぎ)と言います。

日本はこれ以前に近代的な戦争をしたことがなかったので
諸外国のほとんどは、まさか日本が海戦で勝つなんて思っていなかったでしょう。
しかも相手はロシアの主力のバルチック艦隊です。

でも勝ちました。
要因は他にも色々あるのですが
「船も大砲もデカいのが勝つ」
というのがこの時に定着したのは間違いないでしょう。

こういうふうに、過去の戦いの経験による教訓を「戦訓」と言います。

日露戦争は1904年に勃発しました。
ライト兄弟が初飛行をした翌年です。

なので当時は、まさか飛行機が戦争に使えるなんて多くの人は想像もしなかったでしょう。

後の第二次世界大戦では主力兵器が飛行機になりましたが
それまでは飛行機が大きな戦力を発揮する時代ではありませんでした。
まさか飛行機が巨大な戦艦を沈めることができるなんて、ほとんどの人が想像もできませんでした。

なので、日本の海軍は世界一巨大で強力な戦艦を作りました。
皆さんご存じの「大和」と「武蔵」です。

でも、この2艦は十分な戦力を発揮することができずに
飛行機によって沈められてしまいました。

そもそもの戦い方が変化していて
過去の戦訓が活かせなかったのです。

簡単に言うと
今までこうやってきたから、これでいけるはず
というのが外れてしまったということです。

この「これでいけるはず」は
自己都合による希望的観測が多分に含まれています。

こういうこと、現在もたくさん起きています。
そこに気付いていますか?
というのが今回言いたかったことです。

前例主義みたいのに嵌まっているとそうなりますが
変化を嫌う考え方をしていてもそうなります。

特に日本人は真面目なので
いわゆる「王道」に囚われる傾向が強いと思います。
評価指針が決まると
集中して頑張れるということだと思いますが。

相手が自分と同じやり方をしないと
「飛び道具とは卑怯なり!」(時代劇調)
って感じです。

集中力は大事ですが
広いところを見て工夫するのが大事だよね
というのが今回言いたかったことなのでした。