フェリーの旅は良いですよ

二度目のコロナの夏がやってきましたね。

去年はコロナ禍とはいうものの
Go Toトラベル事業があったので
お得にビジネスホテルに泊まりながら
東北一周ツーリングなんてできましたけどね。

どうやら今年はそんな雰囲気ではないようです。
緊急事態宣言ですし
住んでいる関東南部は感染大爆発の様相です。

本当は九州ツーリングを考えていたのですよ。
震災以降は、毎年必ず東北ツーリングをすることにしていたのですが
熊本なんかも色々被災しているので
今年は九州ツーリングにしたいと思っていました。

宿もフェリーも予約していましたが
今日、キャンセルしました。
宿の人も困ってるようでしたね。当たり前だ。

でもまぁ仕方ない。

まぁ、残念ネタはこの辺にして
やはり長距離走行とフェリーを組み合わせたツーリングは良いですよ
というお話をしたかったのです。

初めて乗ったのは30年近く前になるかな。
大洗-苫小牧航路
のはずだったのですが
一緒に行く友達が仕事の都合で遅れて
予約した便に乗れませんでした。

なので、徹夜で陸路を走って
八戸から苫小牧に渡ることになりました。
この船もまぁまぁ良かったのですが
やはり帰りの苫小牧-大洗便が良かったですね。
有名な「さんふらわあ」です。

強烈な印象は
船内にバイクで乗り込んで
エレベーターで船室に上がったときです。
エレベーターの扉が開いたら
華やかなロビーに金の螺旋階段が!
「なんじゃこりゃ!」
目が点になりました。
まさに動くホテルです。

今就航している便は
金色の螺旋階段は無くなっちゃってた気はしますが
それでも大きなフェリーは良いですよ。

船会社によって色々なので
ここで多くは語りませんが
興味がある人は
ぜひフェリー会社のサイトを見て楽しんで下さい。
乗りたくなりますから。

最近でも、あちこちで新造船が就航していたりして
船の業界も頑張ってるな感じです。

船の旅の良さって
人によって色々でしょうけど
やはりあの「のんびり感」は良いですね。

ゆっくり移動している間
何もすることがない
というか
何もできないという方が正確かな。

船の設備は充実してるんですよ。
でも、飽きます。
あとはのんびりするしかない。

でも、それが良いんですよねー。

とか、そんなことを考えていたら
おかしなプランを考えてしまいました。

フェリーとバイクで日本一周!

まず、大洗港から、さんふらわあで苫小牧西港へ。
下船後、苫小牧港へ移動して、シルバーフェリーで
秋田と新潟に停泊経由して福岡の敦賀港へ。
そこから陸路で大阪港に行って
阪九フェリーで新門司港へ。
そこからオーシャン東九フェリーで
徳島に停泊経由で有明港へ。

ここまで来ると
何でバイク必要なの?
って感じですが
バカバカしくて良いじゃないですか。

いつかこんなのやってみたいなぁ。


ツーリングの計画…したけれど

世はゴールデンウイークですか。
皆さん楽しんでますか?

残念ながら、今年は連休無しになっちゃいました。
平日運行で授業があります。
これは、そもそもオリンピック対応だったのですが
今やコロナ対応って感じなのかな。
何があるか分からないから、できるうちに授業進めちゃおう
みたいな感じになってる気がします。
それはそれで良いかもしれませんね。

例年なら連休に入ると
私がバイクでふらっと出かけちゃって
連休終盤に帰ってきて学生の成果を確認する
という感じのゴールデンウイークになります。
学生達にとっては
授業が休みの間にフルパワーで仕事を進める
良いチャンスになるんですけどね。
今年はそうもいきません。

実は、今年の夏はオーストラリア縦断を計画しています。
南のメルボルンから来たのダーウィンまでバイクで4,200km。
前回同様、マイレージで飛んで、ホテルの予約サイトで貯めたポイントで泊まるので
バイクのレンタル料、燃料代、食費くらいで行けちゃうんですが
まぁ、この状況じゃ難しいかな。

本当は、昨年末にオーストラリア横断として予約してたんだけど
この夏に縦断という形で予約内容を変更していたのです。
この調子だと、今年の年末に横断として再度予約変更の予感。

さてさて
普通のツーリングと違って
こんなふうに限られた時間内に結構な距離を移動するとき
どんなふうに計画しているのかを公開しましょう。
何せ飛行機の予約も絡んでくるので
テキトーに走りたい時に走りたいだけ走る
というわけにはいかんのですよ。
ちなみに、24時間で北海道最北端に行った時なんかも同じように計画してます。
たぶんこういうときって、皆似たようなことしてるんじゃないかと思うんですけどね。

まずはエクセルで出発点から目的地の間の主要な場所をリスト化して
Googleマップを使って距離を出していきます。

今回の例では、オーストラリアのメルボルンから北端のダーウィンに行く縦断ルートの情報を示します。
経由地のポイントは、給油と食事ができるとか、宿があるとか。
そういう場所って数百キロ離れていたりするので、ちゃんと計画しないと行き倒れます
というのは大げさかもしれないけど、日程内に帰れなくなっちゃう。

この情報を元に日程に落とし込んでいきます。
日程表では、その日の到着地をプルダウンで選べば
各日の走行距離と翌日の出発地が確定して
グラフにその日の走行距離が反映されるようにしてあります。
こんなふうにして経由地の選定をしていきます。
走行距離をグラフにすると行程内の負荷の推移が分かりやすいでしょう?
最初に頑張っておいて終盤に楽をするとか
少しずつ距離を伸ばしていくとか

何種類かプランニングして比較すると、どんなふうに走るのが現実的か見えてきます。
最終的には、初日の宿だけは予約しておいて
バイクで走り出したら、この計画をベースに
毎日走りながら、どうするかを考えることになるんですけどね。

計画するのは楽しいですけど
計画通りにキッチリ進めないと気が済まない性格でもないので。

本来なら日程など気にせずにのんびり行きたいところですが
限られた日程で縦断とか横断とかをするとなると
こんなふうに精密に(?)計画する必要が出てくるわけです。

結果として「旅行」なんて感じではなく
「チャレンジ」みたいになっちゃうわけです。
まぁ、これはこれで楽しいですよ。

あー、そのうち1ヶ月とかのんびり旅してみたいなぁ。

はじめての海外ツーリング 最後に

無事にオーストラリアツーリングを終えたわけですが
感想とまとめくらいは書いておかなきゃね。

一言で言うなら
行ってよかった。

興味があるなら行った方がいいです。
迷う暇があったら行きましょう。

何がいいかって?
得られるのもは多いですが、それらを言葉にするのは難しい。
それが上手にできると文才があるということになるのでしょうね。

雄大で過酷な自然環境とか
そこに住む人とか
それはもう色々。

私の場合は車が専門なので
現地を走っている車やバイク
その使われ方や道路事情などを知るというのは大事なことだと思っています。
それらは、ネットとか書籍でもある程度は分かりますが
現地の実情とか雰囲気
人に関することなどは
行かないと分かりません。

まぁ、そういう堅い話を抜きにしても
海外ツーリングは良い経験になるはずです。

オーストラリアに限らず
他の英語圏の国に行くにしても
英語は中学生レベルで何とかなると思います。
完璧である必要はありません。
語彙力が無いなら工夫すればいいのです。
何とか簡単な単語で伝えられる方法ないかな~って。

英語圏ではない国でも
片言の英語で何とかなるはずです。
むしろお互い片言の英語の方が
コミュニケーションしやすかったりすることもあります。

オーストラリアのいいところは
日本と同じ左側通行というところですね。
ラウンドアバウト(日本で言うロータリー)とかあったり
都市部の信号がちょっと違っていたりするけど
そんなのは走っていれば慣れちゃうので問題ないでしょう。

バイクレンタルは探せば結構あると思います。
小排気量から大排気量まで色々あります。
ただ、利用する季節とか場所によっては
「そのプランでは貸せない」
ということもあるので
レンタル日程や行き先の調整が必要になるかもしれません。

地理や気候に関しては
ある程度の情報収集をしておいたほうが良いと思います。
市街地の付近は特に問題はないですが
舐めてかかると本当に危険な場所とか状況があるので。

天候はダイナミックに変わります。
寒暖差は激しいです。
もちろん変わらないこともある
ということも考慮しておいた方がいいでしょう。

例えば、暑さに関して言えば
日本の真夏の高速道路上だってきつい状況はあります。
気温が軽々45度超えたりしますものね。
が、それは短時間だから耐えられます。
ちょっと走ればサービスエリアがあるし
一般道ならコンビニだってたくさんある。
万一何かあっても大抵は携帯電話が使えるし
警察だって救急だってすぐに来る。

オーストラリアの場合、数百キロ走らないと何もない場合も多いので、その辺は想定しておかないと危険です。
ちなみに、日本のような単体のコンビニはほとんどありません。
先進諸国同様にガソリンスタンドのオフィスがコンビニになっています。
ですが、そんなのが町に1軒ある…とは限りません。

次の交差点は149km先を左折
これはまだ良い方

情報が欲しければ
かつてオーストラリアを放浪していた人たちのブログなどは参考になると思います。
昔はバイクや自転車でウロウロしていた人が結構いたようです。
今はほとんどいないと思いますが、どうなんでしょう。

苦労したくないなら
リスクを取りたくないなら
こんなもん行かないのが一番良いです。

が、行けば素晴らしい経験が手に入りますよ。
日本がどんな国なのかは
外に出てみないと分かりません。
相対的なものですから。
もちろんモータリゼーションもしかり。

ハーレーでアメリカ大陸横断してみたい?

あー、そりゃ行けるうちに行った方がいいですね。
すぐ計画を始めましょう!