はじめての海外ツーリング 最後に

無事にオーストラリアツーリングを終えたわけですが
感想とまとめくらいは書いておかなきゃね。

一言で言うなら
行ってよかった。

興味があるなら行った方がいいです。
迷う暇があったら行きましょう。

何がいいかって?
得られるのもは多いですが、それらを言葉にするのは難しい。
それが上手にできると文才があるということになるのでしょうね。

雄大で過酷な自然環境とか
そこに住む人とか
それはもう色々。

私の場合は車が専門なので
現地を走っている車やバイク
その使われ方や道路事情などを知るというのは大事なことだと思っています。
それらは、ネットとか書籍でもある程度は分かりますが
現地の実情とか雰囲気
人に関することなどは
行かないと分かりません。

まぁ、そういう堅い話を抜きにしても
海外ツーリングは良い経験になるはずです。

オーストラリアに限らず
他の英語圏の国に行くにしても
英語は中学生レベルで何とかなると思います。
完璧である必要はありません。
語彙力が無いなら工夫すればいいのです。
何とか簡単な単語で伝えられる方法ないかな~って。

英語圏ではない国でも
片言の英語で何とかなるはずです。
むしろお互い片言の英語の方が
コミュニケーションしやすかったりすることもあります。

オーストラリアのいいところは
日本と同じ左側通行というところですね。
ラウンドアバウト(日本で言うロータリー)とかあったり
都市部の信号がちょっと違っていたりするけど
そんなのは走っていれば慣れちゃうので問題ないでしょう。

バイクレンタルは探せば結構あると思います。
小排気量から大排気量まで色々あります。
ただ、利用する季節とか場所によっては
「そのプランでは貸せない」
ということもあるので
レンタル日程や行き先の調整が必要になるかもしれません。

地理や気候に関しては
ある程度の情報収集をしておいたほうが良いと思います。
市街地の付近は特に問題はないですが
舐めてかかると本当に危険な場所とか状況があるので。

天候はダイナミックに変わります。
寒暖差は激しいです。
もちろん変わらないこともある
ということも考慮しておいた方がいいでしょう。

例えば、暑さに関して言えば
日本の真夏の高速道路上だってきつい状況はあります。
気温が軽々45度超えたりしますものね。
が、それは短時間だから耐えられます。
ちょっと走ればサービスエリアがあるし
一般道ならコンビニだってたくさんある。
万一何かあっても大抵は携帯電話が使えるし
警察だって救急だってすぐに来る。

オーストラリアの場合、数百キロ走らないと何もない場合も多いので、その辺は想定しておかないと危険です。
ちなみに、日本のような単体のコンビニはほとんどありません。
先進諸国同様にガソリンスタンドのオフィスがコンビニになっています。
ですが、そんなのが町に1軒ある…とは限りません。

次の交差点は149km先を左折
これはまだ良い方

情報が欲しければ
かつてオーストラリアを放浪していた人たちのブログなどは参考になると思います。
昔はバイクや自転車でウロウロしていた人が結構いたようです。
今はほとんどいないと思いますが、どうなんでしょう。

苦労したくないなら
リスクを取りたくないなら
こんなもん行かないのが一番良いです。

が、行けば素晴らしい経験が手に入りますよ。
日本がどんな国なのかは
外に出てみないと分かりません。
相対的なものですから。
もちろんモータリゼーションもしかり。

ハーレーでアメリカ大陸横断してみたい?

あー、そりゃ行けるうちに行った方がいいですね。
すぐ計画を始めましょう!

はじめての海外ツーリング 第11話 Ride day 7 Wangaratta to Melbourne

2020年1月4日(土) 乗車7日目

朝食はホテルのレストランでベジマイトを塗ったパン2枚とコーヒー。
食事中にデンマークから来たご夫婦とブッシュファイアの情報交換。
「オーストラリア、楽しいんだけどブッシュファイアで大変なことになっていて、なんだか罪悪感を感じるよね」
うん、同感。

今日はメルボルンでバイクを返却すればおしまい。
ここワンガラッタからメルボルンまでは、最短距離で230kmなので3時間もあれば着いてしまう。
だが、現地に住む知人 鶴間君に連絡を取って、お勧めのルート ベナラ(Benalla) – ベンディゴ(Bendigo) – バララット(Ballarat)ルートに変更
鶴間君は、日本の自動車メーカー某S社を退職して、メルボルンのRMIT大学に留学、同大学でFormula SAEのチームキャプテンを務め、卒業後は現地でエンジニアをしている凄い奴。

勧められたのは、牧草地帯や森の中を走る素晴らしいワインディングのカントリーロード。

生えている木はほとんどユーカリ
大抵ユーカリ
牧場

バララットで急に気温が22度に下がる。
ここから海側に向かって、どこかで昼食を摂ろうと思っていたけど、あまりに寒いのでメルボルンへ向かうことにした。
メッシュジャケットでは耐えられなかったのでジャケットのライナーを探したが、見付からなかったのでフリースジャケットを着て凌ぐ。
グローブはサマーグローブからレイングローブに変更。

昼はハイウェイのレストエリア(とは言っても、ただの路側帯のような駐車場)でエナジーバーと水で済ませた。

4時頃にメルボルンに入る。
満タンに給油して返却予定時刻より少々早めにデポに到着。
ここも気温は低かった。ただしバイクを降りれば快適。

今回の総走行距離は3670km。

ここからはUberで海沿いのポイント・クックにある鶴間家へ約40分。
夕食は鶴間家でごちそうになって1晩泊めてもらった。ありがとう!

340km走行 Point Cook 鶴間家泊

はじめての海外ツーリング 第10話 Ride day 6 Swan Hill to Wangaratta

2020年1月3日(金) 乗車6日目

朝は昨日のピザの残り2切れで十分。
10時少々前に出発。やはり疲れがたまってきている。
今日はワンガラッタ(Wangaratta)まで300kmくらい
ワンガラッタには20年来の現地人の友達が住んでいるので会いたかったのだが、連絡が取れない。残念だけど仕方ない。
ここはFormula SAEの遠征で何度か行っている馴染みのある場所でもある。

道はこれまでのような荒野ではない。
すでにアウトバックからは完全に出てしまった。
町が増えてきて交通量も増加。人が多いのになぜか寂しい気もする。
ペトロールステーションに行けば、話す言葉は優しくて上品な感じ。

昼は公園でピザの「おまけ」のガーリックブレッドと水。結構満足した。

こんな公園で昼食

ここまでブッシュファイアの影響を目にすることはなかったが、今日の目的地ワンガラッタに近づくにつれ景色が煙ってくる。
このとき、オーストラリアは国中でブッシュファイアが燃えていて収拾が付かない状態。
ここまでブッシュファイアに遭遇しなかったのは、偶然ルートがそれていただけだった。

ブッシュファイアで煙ってます

宿に到着。
往々にしてモーテルはオーナーと客の区別が付かない。ここもそう。
犬と遊んでる宿泊客かな、と思ったらオーナーだった。

ここはボロいモーテルだけど、犬がいるし、大好きな鳥、マグパイもいて良い雰囲気。ヤツらはR2D2みたいな鳴き声。わかる?

コイツらがマグパイ 白黒のカラスみたいな美しい鳴き声の賢い鳥
雛ができる時期は通りかかった人間に襲いかかるので注意
なぜかピンクのバスルーム

チェックイン後、給油してスーパーに買い物に行った。
夜はスーパーで買ったニンジンと豆のサラダ、ミートパイ、チーズ。
食後はアルコール入りのジンジャービア。
実はアルコール入りのがあるのはコバーのモーテルのオーナーから聞いて初めて知った。
試しに飲んでみたら期待したほどではなくて少々がっかりした。

洗濯して寝よう。

320km走行 Wangaratta Gardenview Lodge Motel泊