二極化の予感

最近の授業では、学籍番号の偶数と奇数の学生が
週替わりで大学に来て対面の授業をしています。
残りの半数はオンラインでリアルタイム授業。

というわけで
コロナ禍の学生への影響が何となく見えてきました。

やはり気持ちが縮んじゃってる学生が
結構いるように見えます。
外部との接触の機会が激減して
家に閉じこもってしまったとしたら
仕方ないのかもしれません。

夢工房で活動している学生達は
オンライン環境で1年を過ごしたとはいうものの
精神的な成長はかなりのもので
モチベーションは高いです。
ほとんどネガティブな影響は無いように見えるどころか
むしろ良い成長をしたように感じます。

こんな過ごし方をした学生達
きっと一定数いるはずです。
あちこちに。

そのような過ごし方をしたであろう学生達と
心がちっちゃくなってしまった学生達
かなりメンタルやマインド面での差が付いてしまったようですが
問題はここから。
社会に出てからどうなるかです。

この大きな変化があった時期を乗り越えて
その反動で、社会に出てから大きく成長する者もいるでしょう。
ぜひ頑張って欲しいものです。

ただ、しぼんでしまった状態から
なかなか戻れない者もいるはずです。

となると
社会に存在するチャンスやリソースは
それを利用できる者に集中せざるを得ません。

ということは
やる者はますます伸びる
やらない者はますます取り残される
という状態にならざるを得ないかもしれません。
恐らくその可能性は高い。

コロナ明けには
また大きな変化が待っているかもしれません。

それをどう捉えて
何をどうするか
またしても試される時がやってきます。

結局プラスマイナスゼロという考え方

昔から持ってるポリシーというか法則というか
考え方があります。
今でも覚えてます。
あれは小学校4年生のとき、下校の途中で思ったんです。
単線の私鉄を跨ぐオーバーパスが建設中で
その横をテクテク歩いていた時にふと思ったことが始まりです。
あ、そんな細かいことはどうでもいいですね。
とにかく聞いてください。

人生色んな出来事がありますね。

良いことがあったり
悪いことがあったり

良いことをしたり
ダメなことをしたり

楽だったり
キツかったり

時としてそれは
自分が測れる尺度の出来事だったり
全くわけが分からなかったりします。

でも
色んなことをトータルすると
最終的にはプラスマイナスゼロになるんじゃないか

例えば
何かで失敗したら
その後、いつになるか分からないけど
きっとそれに見合った何かが得られる
とかね。

その何かは
昔から持っていた物差しじゃ測れないようなことかもしれないし
昔から持っていた ものの見方じゃ見えないようなことかもしれない。

「失敗したら
その後は良いことが起きる」
ということではなく

失敗したということは
その立場を理解したわけだし
その原因を知ったりできているのだから
次はそれを利用して役に立つ何かができるはずだ
という考え方です。

こんなふうに考えると
大して辛い気持ちにもならないし
損したわけではなく
むしろ得したことになるんですよ。

なので、もし
「今までの経験の中で、一番辛かったことは?」
と聞かれると困っちゃいます。

それほどネガティブな経験をしてきたなんて思ってないから
そもそも辛いことが記憶に残らないんですよね。

子供の頃は、結構ろくでもない家庭環境だったもんで
色々と嫌なことも多かったはずなんですが
あまり具体的に覚えていません。

こんなふうに考えて行動しちゃうもんで
「懲りないヤツ」
と言われそうなことをやることもありますね。
でも
頑張り続けるってそういうことなんじゃないかな。

あれ?
これは記憶力の問題なのか?
まぁいいか(笑)

やることなすことうまくいかない人っていますよね。
実際どうかは分からないけど、そう見える人だったり
そういうことを言う人いますよね。

そういう人って
うまくいかなかった結果をマイナスなものって決めてしまって
有効利用できるリソースとして考えてないんじゃないかな。

なんかもったいないなー。
と思う反面
それを理由にチャレンジしないってことになったりするなら
「リスクを回避したい」とか「楽したい」という欲求は
ある程度満たされているんじゃないだろうか。

だったら、それはその時点でプラスマイナスゼロだよね。
その上で、さらに何か良いことが起きないかな
とか考えてるとしたら
それはアンバランスな欲求でしょう。

そんなこと言ったら失礼かな。

とにかく
人生で起きる色々なこと
最終的にプラスマイナスゼロになるとしたら
どう考えて何をどうやるのが良いんでしょうね。

何にせよ、後悔しないやり方が良いよね。

壁を叩き続けるということ

分からない
とか
できない
とか
色んな理由で色んな壁にぶつかることがあります。

自分の内的な壁だったり
外部にある壁だったり
様々でしょう。

その壁を何とか超えたい
壊したい

壁を叩き壊すために頑張り続けろ
諦めそうになった時は
この一撃で壁を壊せるかもしれない
と思って頑張り続けるのだ

みたいな名言をどこかで見ました。
誰が言ったかも正確なところも分かりませんが。

壁に立ち向かうことを避けてしまうこともあるでしょう。

色んな理由があると思います。
そもそも壁を越えることで成長できると思っていないとか
壁に立ち向かうことに恐怖心を持っているとか
反射的に避けてしまうこともあるでしょう。

壁を壊す方法は一つではないので
色々工夫してみるのが良いですね。
同じ方法で繰り返しても
同じ結果しか出ないこともありますのでね。

でっかいパワーでぶつかったり
勢いでぶつかったり

お?物理法則の運動方程式
F=maで解決なのか?

そんなことを繰り返していると
知識とか経験とか勇気が身に付いてくるでしょう。

そうやってジタバタしているのを
きっと誰かがニヤニヤしながら見ています。
で、そのうちチャンスをくれるかもしれませんね。

もちろん誰も見ていないこともありますけど
ジタバタした経験は
きっと後に役に立ちますよ。
いつ、どのように役に立てるかは自由です。
思いがけない時に無意識に役立つこともありますね。

そもそも
壁を叩き続けることができている時点で
頑張れるヤツに変貌しているのですけどね。