迷ったらやってみたらいいんだよ

新入学の1年生は新鮮で良いですよね。
彼らはこれからだ。

色々経験していくなかで
価値観がひっくり返るような経験をしてほしいものです。
在学中に、そんなことができたら大成功だね。

よく、授業後に聞かれます。
「将来、自動車の設計がしたいんですけど
どんな授業を取ったらいいですか?」

んー、そうだねー
何か授業を選んだところで車の設計ができるようにはならないだろうなぁ。
彼らにわかってもらえるように説明したいけど難しいな。

だって今まで何年も
この科目ができるようになれば、~ができる
って信じてきたんでしょうから。

急にそれをひっくり返すようなことを言われても
驚いちゃって受け止められないだろうな。

そうそう
今日、学生達と話していて思ったこと。

大学に入って取るアクション
大きく分けて2種類かな?

一つは
やりたいことがすでにあったり見つかったりして
すぐに行動する者

もう一つは
自分には何ができるのか考える者

すぐに行動する学生は
ジタバタしながらも色々身に付けて伸びていきます。

でも、考えちゃう学生は
考え続けて何年も経っちゃって
気付いたら卒業ってケースも結構あるはず。

そりゃそうだよね。
何かを手に入れるために大学に来ているわけで
自分の中を探して、すでに何かがあるなら大学に来る必要ないもんね。

それと似たようなケースで
大学での授業を受けて
その中から自分の強みを構成しようとする
ってのがあります。

気持ちは分かる。
そういうふうにしなさいってアドバイス受けることもあるだろうし。

けど、似たような授業は全国の多くの大学で
それこそ数限りなく実施されているはずで
その状態で強みと言えるレベルとなると
そりゃ、自信を持って…ってわけにはいかんでしょう。

人からのアドバイスを素直に聞いて
真面目に実行しようと思う者ほど
そういうところにハマっていくんじゃないかな。

何か非常に残念というか、もったいない気がします。

でもまぁ、そうやっているうちは
見えるリスクを背負わずに数年過ごせるわけだし
これもトレードオフですね。

若いうちって、多かれ少なかれ野心や志ってあるものです。
迷ったらやってみるのがいいですよ。
そこで考えてしまったら
それは自分には縁がなかったということ。

やってみて結果ダメでも
いつかそれが自身の価値に繋がるし
ダメなことが起きた時こそが
成長のチャンスってことですから。

それが無駄な経験かどうかは自分が決めることです。

自身、今までそんなふうにやってきて
後悔はありません。