多様性の先には

多様性があるってのは良いことだ
と、基本的には思っています。

日本は古来から「以心伝心」、つまり、言わなくても分かるような社会だった訳です。
それは、比較的画一的だったということなのでしょう。

で、社会が多様化していくと、この以心伝心が通用しなくなるので、「やること」「やらないこと」を明確化する必要がある。
「言わなくても分かって欲しい」は通用しないので、契約社会になっていく。

今の日本は、昔に比べてずっと契約社会的になっていますよね。

ただし、何事にもメリットとデメリットはあるわけで、一概に以心伝心の社会がダメだということ、契約社会が良いということでもないわけです。
そういうのって結局、「何がゴールなの?」によるのでしょうね。
それによって、良いだのダメだのって話になるわけで。

なので、振り子がどっちに振れるの?みたいなことではなく、それぞれから良いところをピックアップしてどのように組み合わせることができるか、とか。そんなことを考えたいなぁ、なんて思っています。

にしても、ゴールはどうすんの?
まずはこれですよ。

我々のゴールは、未来のビジョンはどうあるべきなのでしょうね?
これは単一とか多様とかって話ではなく、もっと大きな単位での存在価値というか意義というか、そんな話になるのでしょうけど。

教育だって仕事だって、まずはゴールありきです。
何のためにやってんの?と。

これ、結構大事で難しいテーマですよね。

夢はあるかい? その7

現状の方向性で夢が叶うなら、そのままでいいだろうけど、どうですか?
今のままで何とかなりそうですか?

何とかなりそうもない?
でも、何とかしたいなら変えるしかありません。

とはいえ、どうしたらいいか分からない?

なるほど。
でも、それは「正解」を探しているからではないかな?

もしくは、他人から言われたことを鵜呑みにして、「そりゃできないな」と諦めているか。

今からやろうとしていることは、経験の無い未来に関する不確定なことで、正解なんて無いのです。
なので、細かいところまで考えたところでムダですし、自分の希望を叶えるのだから、他人の指示に従うべきことでもありません。

さて、どうしましょうか。

自分が信じたことをやってみましょう。
「確信」なんて大したことじゃなくて、「とりあえず、これでいいかな」というレベルでも良いです。

今までやってきた習慣の一部を変えても良いし
今まで躊躇していたことをやってみても良い
反対に
今までやっていたことをやめる
というのもアリでしょう。

そんなことをしばらくやってみて、何が変化するか確認してみましょうか。

少しは望む方向に進んだとか
ちょっと違う気がするとか
何か分かったら、次にどうすべきか見当が付くでしょう。

これを繰り返していったら、どうしたら良いか分からなくて動けなかった状態からは、ずっと夢に近づいた状態になるはずです。かなり前進できます。

どうするか考える
信じたことをやってみる
やったことを評価する
次のアクションに繋げる

意識的にこれらを回してみましょう。
大事なのは回す回数です。

気付いたら、結構良い線いってるはずですよ。

夢はあるかい? その6

さて、では夢を叶えるためにはどうしたらいいか?

これに関して、もし明確な答えがあったとしたら、きっとそれはすでに情報として存在していて、単にそれをやればいいという話になります。

現状、そうはなっていないので、正解は無いということになりますね。
なので、色々なやり方があって、どうするかは人それぞれ、ということになるでしょう。

とはいえ!
ある程度「これは当たり前」というスジはいくつかあります。
思い当たるところを並べてみましょうか。

  • 選択しているか?
    人は毎日、実に多くの選択をしています。
    朝起きて、食事をして…から始まって、色々とやることなすこと全てに対して、まずは選択があって、それによって行動していると言っても良いでしょう。
    とはいえ、その多くは無意識で選択していると思います。
    それらの選択のうち、どれだけを意識して自分の夢の実現に近づく方へと選択しているか?
    これを一々やっていれば、結果は大きく違ってきます。
  • リソースを集約しているか?
    これは
    どれだけ集中しているか
    と言っても良いかもしれません。
    我々の持っている力や時間などのリソースには限りがあります。
    それらをいかに「自分がやるべきこと」と決めたことに対して集中投下しているか。
    もちろん、ある程度の余裕を作って、落ち着く時間を作ったりするのも大事なのですが、結構余計なことをやって、リソースを使い切ってしまっているケースは良くあります。

上に挙げた2つは、実に当たり前なことです。
でも、継続するためには動機が必要です。
なので、好きなことをやるというのは大事なのです。

そして、あと一つ。

  • 成功している人に接近しようとしているか?
    一人で考えていると、当然ながら「自分の常識の枠の中で」ということになります。
    つまり「同じ考え方で」ということなのですが、考え方が同じなら、行動は同じで、もちろん結果は同じ、ということになりがちです。
    つまり「大して現状から変化しない」ということになります。
    そんな時は、他人から「考え方」を学ぶのが良いでしょう。

気をつけて欲しいのは、その時の相手は「聞きやすい人」、「話しやすい人」ではないということです。
自分と価値観やレベルが近い相手だと、得られることはあまりありません。
相手は自分の価値観で「この人は成功している」と思える人がいいですね。
そういう相手で無いと「あ!そういう考え方もあるのか!」という気付きは得られませんから。

一般的に、これは学校にいると難しいことの一つだと思います。
でも、夢工房の場合、凄い卒業生たちが揃っているので、その点は恵まれていると思います。
先日、夢工房恒例の「追出し会」と呼ぶ新卒業生の送別会をやったのですが、そういうイベントがあると、結構な数の卒業生たちが集まります。
特に今回はコロナが開けたので、集まる人数も増えました。

改めて彼らから仕事の話を聞くと「凄いことやってんなぁ」と感心しちゃいます。
フィールドは、サーキットから宇宙までですから。
ボーダレスどころの話じゃありません。
若いのに経営者とかもいますしね。
そんな連中と話ができる現役生たちはラッキーだよなぁ、と思うのです。